ヨガブームの裏に潜む問題とは!?

2009.10.28

ライフ・ソーシャル

ヨガブームの裏に潜む問題とは!?

野口 克彦

ヨガブーム到来!といわれて幾久しいですが、読者の皆さんの中にもヨガに励んでいる人が大勢いらっしゃるかと思われます。ヨガは様々な効果が得られるボディワークの一つですが、誤った認識でヨガに取り組むと思わぬ怪我を引き起こしてしまうことも。。。

この数年間、香港では日本と同様にヨガが流行っているとのことですが、その香港から気になるニュースが発信されています。

香港でヨガのクラスに参加した人がインストラクターの不適切なサポート(補助)によって、急性腰痛症を引き起こしたというのです。

そして、驚くべきことに、このようなケースが年々増加しているのだそうです。

さらには、ヨガのクラスに参加した参加者が、ヨガによって怪我をしたことを理由にヨガスタジオ等を相手取って訴訟を起こしたケースも数例あるとか。

香港において、このようなケースが頻発している背景には「参加者の意識の問題」と「インストラクターの質の問題」という2つの要素が存在しているようですが、その2つの要素は日本においても同様であると考えられます。

そこで、それぞれの要素について私なりの考えを以下に述べさせて頂ければと考えます。

■参加者の意識の低さが思わぬ怪我を引き起こす!?

まず「参加者の意識の問題」について・・・

私はヨガの専門家ではないためヨガについて深く言及することは出来ませんが、身体の専門家という立場でヨガを捉えさせて頂くとするならば、そもそもヨガとは自分自身(の内面)に意識、目を向ける行為そのものであり、いわゆるエクササイズではないと認識しています。

そして、自分自身の内面に意識を向けやすくするために自然界に存在するものを模倣しているのがアーサナと呼ばれる、いわゆるヨガのポーズであると認識していますが、このアーサナの身体的要素にエクササイズ効果が得られると注目されたことから様々なスタイルのヨガが生まれ、それが現在のヨガブームの火付け役の一つになっているのではないかと考えています。

しかしながら、上述した通り、ヨガの本質を考えればアーサナに身体的要素、強いていえばエクササイズ効果を求めることは不適切なことであり、事実、アーサナの中には解剖学的に正常とされる関節可動域を逸脱しているものも少なくありません。

そして、既往症的に禁忌とされるような姿勢をとるアーサナも多数存在しています。

いささか乱暴ないい方になりますが、解剖学的正常可動域を逸脱しているような姿勢をとるアーサナが出来ないからといって我々人間にとっては(人間の身体にとっては)何ら問題はない訳であり、ただ単にエクササイズとして捉えるのならば、一般の方々に必要なアーサナは限定されるものになる筈です。

従って、フィジカルレベルに劣る人がヨガに取り組んだ場合、身体のトラブルを引き起こす可能性があるといえる訳です。

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