“町のおかしやさん”は幸せと中毒のもと

2009.08.27

営業・マーケティング

“町のおかしやさん”は幸せと中毒のもと

ITmedia ビジネスオンライン
“ニュースを考える、ビジネスモデルを知る” ITmedia 編集部

お菓子ファンの筆者お気に入りの「おかしのまちおか」。その魅力はどこにあるのか、実際に店舗を訪れて考えてみた。[郷好文,Business Media 誠]

 近所にあるとヤバい店、それは“おかしのまちおか”。

 お菓子ファンとしては、私の帰宅ルートにまちおかがなくて残念だ。最近、近所の再開発地に商業施設が開くと知り、その建築中、「我が町にもついにまちおかが出店する時がきたか」とワクワクして、建築シートのすき間をのぞいていた。まだかまだかと思った挙げ句、見えてきた看板文字は「C-O-O- P」。「でっかい生協」と分かって、私は倒れそうになってしまった。

 冷静に考えれば、そこはまちおかの立地ではなかった。しかし、この町に出店するなら“あのあたり”という目算は付けているので、ぜひ進出してください。

 でも、「まちおかが、なくてよかった」と胸をなでおろすこともある。なぜなら無駄遣いをしてしまうし、お菓子体質のカラダにもなるからだ。

取材のお願いをすると……
 まちおかを運営するのは株式会社みのや。創業は1940年、菓子卸でつちかった仕入れ力をベースに1997年12月、まちおか1号店を東京都板橋区の大山にオープン。直営の強みを生かした販売ノウハウで売上高は122億円(2009年6月期)、1200人の従業員(うち正社員235人)を抱える。今期は100店舗を超え、上場を視野に入れている。

 実はまちおかファンの私、以前同社に取材のお願いをしたことがある。お願いレターの抜粋は以下の通りだ。

以前から、おかしのまちおかのファンです。なぜ多くのお客さまがまちおかに立ち寄り、反時計周りのぐるりであれもこれも買ってしまうのか、いつも不思議に思っています。ほかの菓子問屋やディスカウントストアなどと異なり、普通のおやつサイズの品ぞろえ、ナショナルブランドも多い安心さなど、魅力がたくさんあるからでしょうか。

 しかし、「社内の体制が整っていない」という理由で取材は断られた。だが、とても丁重に「外部者の目で見て書いてください」との優しいお言葉をいただいた。その言葉に甘えて今回はミステリーショッパーとして店舗を観察してみて発見したことをお伝えしよう。

                                                       
                              
                       
観察レポ:立地、客単価

 まちおか、あなたの町の近所にありますか? よくある場所は、ターミナル駅もしくは乗降客の多い郊外駅の駅前商店街。ドラッグストアのお隣や向かいにある、と言えば分かりやすいか。駅から離れた立地もまれにあるが、それはきっとにぎわう商店街の中。“ついで寄り”をそそるのが狙いだろう。

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