集中購買は何故進まないのか?

2007.08.08

経営・マネジメント

集中購買は何故進まないのか?

野町 直弘
株式会社クニエ プリンシパル

我々が会社を設立し、調達・購買領域のコンサルティングを始めて5年強が経ちました。 振り返ってみると、大企業が中心ではあったが、その殆どのコンサルティングテーマは『集中購買の推進』に絡むものでありました。 ただ、一方で集中購買が多くの企業で頓挫しているケースが多々見られます。 どうしてでしょうか?

我々が会社を設立し、調達・購買領域のコンサルティングを始めて
5年強が経ちました。

振り返ってみると、大企業が中心ではあったが、
その殆どのコンサルティングテーマは『集中購買の推進』に
絡むものであった。

システム導入、システムの有効活用、競争入札の実行支援。。
その他様々なテーマがあったものの、共通して言えることは、
「購買機能、少なくとも契約機能を集約化し、ボリュームメリットを
活かし最適な購買条件を引き出す」ことが目的となっています。

特に近年では、一部の製造業だけでなく、
多くの非製造業や、製造業でも、従来は『集中購買』の適用範囲外であった、
工場系消耗品や間接材、サービス商材の調達・購買機能を強化し、
『集中購買』化によってメリットを出していこう、という動きが
積極化しています。

調達・購買業務は、大きく契約業務と日々の手配業務に分かれます。
その中で契約業務と手配業務を切り離し、
契約業務をある前提数量(例えば半期とか年間とかで集約する)を
元にサプライヤ集約を図ることで、有利な条件を導き出すことが
『集中購買』なのですが、契約業務自体が集中化していなくても、
業務遂行に支障はありません。

購入者は便利に良いものがタイムリーに手に入れば良いわけですから、
『集中購買』化を推進することで余計な作業が発生したり、
管理が面倒になるケースが多いため、
なかなか協力的ならないケースも多々見られます。

一方で、購入者は交渉をしたり、サプライヤとの調整業務を
やることをあまり好みません。
自分の仕事、自分のお金として捉えていないことが多々あるからです。

調達・購買部門は彼らを支援し、安く適正な買い物をすることを
推進する役割です。
また、「ものを買う」という行為は万人がやっています。
それだけ重要な機能であり、予算の達成に寄与しているにも関わらず、
このような各人の意識や仕組み、プロセスに起因して『集中購買』が
上手く進まない状況が多くの企業で存在しています。

我々の今までの活動はこのような『集中購買』への取組みと言っても
過言ではないでしょう。

今回我々は教科書的なソリューションではなく、実際の現場経験を
踏まえて「何故集中購買が進まないのか?」、
また「集中購買を進めていくにはどうしたら良いか?」という点より
レポートを執筆しました。

是非企業の調達・購買機能を果たす皆様方に拙著を読んでいただき、
参考にしていただけましたら幸いです。

またご意見、ご感想もお待ちしております。

「集中購買が何故進まないか?」レポートのダウンロードはこちらまで。

Ads by Google

この記事が気に入ったらいいね!しよう
INSIGHT NOW!の最新記事をお届けします

野町 直弘

株式会社クニエ プリンシパル

NTTデータグループのコンサルティング会社である株式会社クニエの調達購買改革コンサルタント。 調達・購買分野に特化したコンサルティングを提供している株式会社アジルアソシエイツの元代表。 自身も自動車会社、外資系金融機関の調達・購買を経験し、複数のコンサルティング会社を経由しており、購買実務経験のあるプロフェッショナルがサービス提供を行います。

フォロー フォローして野町 直弘の新着記事を受け取る

一歩先を行く最新ビジネス記事を受け取る

ログイン

この機能をご利用いただくにはログインが必要です。

ご登録いただいたメールアドレス、パスワードを入力してログインしてください。

パスワードをお忘れの方

フェイスブックのアカウントでもログインできます。

INSIGHT NOW!のご利用規約プライバシーポリシーーが適用されます。
INSIGHT NOW!が無断でタイムラインに投稿することはありません。