パンデミック対策で会社が最低限やるべきこと

2009.04.27

組織・人材

パンデミック対策で会社が最低限やるべきこと

荒川 大
株式会社ENNA 代表取締役

新型インフルエンザに対抗するために、個人であれば食料備蓄とマスクですが、企業は何をすべきでしょうか?BCPなんて一旦無視して、今やるべきことを纏めてみます。 「自分と家族を守るため」に会社がすべき就業環境の改善は意外と大変です。

当社で提供している実務者向けマニュアルですが、予想以上にパンデミックの発生(厳密には衛生上の緊急事態)が早かったので、抜粋して書いておきたいと思います。
対策の基本は「他人からうつされなければ発症しない」ということと、「大切な人たちを守るためには、まずは自分が感染しないこと」が発想のベースです。

■ 緊急連絡網を作りましょう
いつでも社員全員が連絡を取りあえる一覧が必要です。会社全体ではなく、部署ごとに作成しましょう。無駄な個人情報の共有は避けるということで。

■ 何時まで連絡が取れるのか決めましょう
深夜1時に明日の出社は危険だとなったら、朝まで待ちますか?パンデミックだから仕方ないとしますか?それは会社で決めることです。連絡可能時間帯を決めてください。一度、練習してみてください。

■ 会社の備蓄を始めましょう
マスクと手袋を中心に、消毒スプレーから始めて下さい。これから品薄になり始めるでしょうから、購入数にはご注意下さい。

■ 病院の場所を確認しましょう
会社で社員が倒れた場合、体調不良を訴えた場合に、訪問すべき病院を決めておいてください。事業所が複数あれば、それぞれ最寄の病院を共有しておいて下さい。(新型インフルエンザの場合は病院ではなく保健所と指摘されていますが、一般的な体調不良と新型インフルエンザの見極めは困難です。何か良い基準があれば良いのですが。)

■ GWに海外に行く社員を確認しましょう
どこに、どれくらいの期間行くのかを聞いてください。(誰と行くのかまでは必要ありません)これを一覧にしておいて下さい。

■ 対策本部を作る準備をしましょう
社内に新型インフルエンザ対策本部を立ち上げるには、まずはその基本的な対策知識が必要となります。当社マニュアルでも、契約されている社労士の方でも、何でもいいのでまずは情報収集です。

■ 対策本部の目的を決めましょう
パンデミック対策が、いよいよ自分の生活と健康に影響を及ぼすことになってきました。会社の様々な契約内容を確認して、事業を継続させる必要があれば、それを目的とした対策を検討してください。

全体の対策リストはこちらです。
http://www.enna.co.jp/pandemic/

やるべきことは、インフルエンザに対する評価ではなく、いかにして自分と会社(操業)を守り、社員がお互いを安全に保ちながら一緒に働き続けられるかということです。

また、労務管理の観点からすれば「No work No pay」ですから、会社は働く環境を社員に提供し続け、社員はその環境を維持し、労働することが必要です。雇用契約に従ってですが。

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荒川 大

荒川 大

株式会社ENNA 代表取締役

企業実務(総務・人事・法務・社内システム等)におけるコンプライアンス対応について、企業実務者の観点からの業務改善、内部統制対応等の支援を行なっております。

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