効果的な教育手法

2009.04.09

組織・人材

効果的な教育手法

内田 正志

研修を実施する上で最も重要な、参加者の動機づけの方法について回答させていただきます

研修を実施する上で、参加者の動機づけはとても重要だと思います。

研修(教育)を肯定的に捉える風土がないのは、「研修内容と業務が直結していない=研修内容があまり役に立たない」という印象を持っている方が多いのが一因ではないかと思います。

そのような状況において、思考力を鍛えるような研修は、効果が目に見えにくいものなので、参加者を動機づけるのが特に難しいかと思います。

私がお客様の研修を実施させていただく場合、参加者に「業務に役立つ」という印象を持たせ、少しでも興味を持って前向きに取り組んでいただくために、以下のような工夫をしています。

①参加者の業務に直結するような内容をディスカッションや演習のテーマの候補として挙げる
②最終的にテーマを参加者自身に決めてもらうことで自発的に取り組んでもらう

【テーマ例】
・自社の今後の方向性を検討する
・自部門の業務課題・原因・解決策を検討する
・XX業界の今後について考える

このようなテーマ設定をすると、仮に研修中に完全な答えが出なくても、その後も継続して考えるきっかけとなり、自分の業務へのインプットにもなるので、参加者に満足していただけることが多いと感じています。

また、研修を肯定的に捉える風土を醸成していくためには、上記のような工夫を行いつつ、「研修が業務上の役に立った」という評判や印象を広めていくのが、地道ではありますが最も良いのではないかと思います。(研修の効果を定量的に表せる指標などがあればなお良いのですが、ヒューマンスキルの場合は非常に難しいかと思います)

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