もっと“本気に”グッドネット

「安心ネットづくり」促進協議会の設立総会に出席してきました。 「利用者、産業界、教育関係者などが一丸となって「安心ネットづくり」を推進し、インターネット利用環境を整える(以下続く)」 で始まる活動趣旨を叶えるなら、まだまだ「本気度」が足りないっ。 弊社自体協議会正会員として所属している、だからこそ今の協議会に足りない温度を述べ、それを補うよう僕も懸命に活動していきたいと思います。

こういう会であれば「自分も動きを眺めていきたい」と感じる人はどんどん増えると思うのです。

安心ネット、確かに関係者がたくさんいる会議体だとは思いますが、宣言名は今後を決める重要なものの一つですし、アイディア、発想などがとても大事になるものだと思います。
正会員として名乗りをあげた人たちが「どうよそれって」と言い合う場所をインターネット上につくり、議論内容をどんどんアーカイブしていくのが、本当の意味で「グッドネット」に向かっていく姿勢のような気がするのです。

時間的な関係上、一部のコアメンバーだけで何かを決めるやり方も否定はしません。
しかし、インターネットについていろいろ(社会を)巻き込んでいこう、という活動なのであれば、やはり「オープンに・スピーディに」というインターネットの特性にあったやり方をもっともっと実践して欲しいと思います。

2)儀式は止めたい!

今日出席した感覚は、学校の卒業式に強制的に参加させられ、子ども目線ではないつまらないお祝いの言葉を述べる人たちの発言を聞いているー

そんなものでした。

小渕優子少子化担当大臣がいらっしゃる予定になっていた、だけど急遽欠席らしい。
“急遽”欠席、ほんまかいな、と思いつつ、その真偽はどうでもよいこととして、ともあれ代理の方がお祝いの言葉を述べました。
そのお祝いの言葉として「小渕さんから手紙を預かってきて~」とのことで。

で、その手紙が、「あ、多分官僚が作ったんだね」という文章。

国会などで「こういうやり方」は「フツー」です。
しかしインターネットの世界は「フツー」の「これまでのやり方」では考えられないことが次々と起こっており、だからこそ余りにも既存のやり方すぎるのを唯々諾々と受け入れてほしくありません。

国民を巻き込みたい!という意思表明には、何よりも「参加意識」。
そして「インターネット」だからこそ「既存のやり方に囚われない」方法論を。

本人は急遽これなくなった、だから手紙を読み上げる、その手紙も誰が書いたものか…
そういう「儀式」をすべて否定するわけではありませんが、恐らくフツーの人よりもネットリテラシーが高い人は、時間の効率化に拘る、時間価値を高めようとする人は多いはずです。
「ネット人」的ウォンツである、情報検索を素早くしたい!RSSで必要な情報を受け取りたい!などの気持ちには、「時間の効率化」ということが背後にありますから。

だとすれば「儀式」という、効率とは程遠い雰囲気は、極力薄くして欲しいと思います。

次のページ3)都会の温度で語るな!大企業の温度で語るな!

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寺西 隆行

寺西 隆行

(株)Z会

文部科学省広報戦略アドバイザー 経済産業省「未来の教室」教育・広報アドバイザー 三島市GIGAスクール推進アドバイザー 等

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