コンビニの「闇」の中身とその先を考える。

2009.02.22

営業・マーケティング

コンビニの「闇」の中身とその先を考える。

中村 修治
有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役

2009年2月20日の朝日新聞・朝刊。第1面で「セブンイレブン,加盟店の値引きを制限か公取委が調査」と報道した。 FCに加盟しロイヤリティー契約が基本となるコンビニ業界において、その収益の仕組みには、たくさんの「闇」があると言われてきた。

コンビニの「闇」への負担を、流通側だけに任せていたら・・・きっと、店舗が泣く違う仕組みが用意されるはずだ。
エコだ。「もったいない」だ。
そう言うなら、私たち消費者も、考え方を大きく見直すべき時だ。

考えてみると、このコンビニの大きな「闇」の片棒をかついでいたのは、我々、消費者ではないだろうか。
きれい事かもしれないが、おにぎりや弁当の廃棄に対して、何か、消費者が負担する仕組みや賞味期限切れ商品に対する理解促進など。
リスクの一部を消費者が賄う意識が芽生えない限り、流通の「闇」は、もっと黒いものになっていく気がする。

参考
「セブンイレブン廃棄ロス訴訟、本部敗訴も報道されず」
「コンビニバイト偏差値」
「財務アナリストの雑感」

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中村 修治

有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役

昭和30年代後半、近江商人発祥の地で産まれる。立命館大学経済学部を卒業後、大手プロダクションへ入社。1994年に、企画会社ペーパーカンパニーを設立する。 その後、年間150本近い企画書を夜な夜な書く生活を続けるうちに覚醒。たくさんの広告代理店やたくさんの企業の皆様と酔狂な関係を築き、皆様のお陰を持ちまして、現在に至る。そんな「全身企画屋」である。

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