音声で届ける特売情報

2007.07.09

営業・マーケティング

音声で届ける特売情報

松尾 順
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー

私は電話がかなり苦手です。 受けるにしろ、こちらからかけるにしろ、 相手の状況を無視して強引に割り込むような感覚が あるからです。 また、ミーティング中などに携帯電話を取るのは、 通話中待たせてしまう相手の時間を奪うことになるので、私は原則出ません。

しかも、電車などでの移動中の携帯通話はマナー違反ですから、
外出している間は、ほとんど電話に出られるタイミングが
ないんですよね。(したがって、いつも留守電にしてあります)

ですから、今日今すぐ電話で話せないと問題が起こる場合を
除いて極力、メールでのやりとりにしています。

以前から、私は電話ではなかなかつかまらないと
言われておりますが、こんな事情があります。

ご理解いただければありがたいです。

さて、事務所にしょっちゅうかかってくる売込みの電話。

おおむね投資の話ですが、
仕事が中断されるので、ほんと頭に来ます。

電話が苦手かどうかに関わらず、
誰にとってもセールスコールはいやなものでしょう。

ただ、ちょっと不思議なことがあります。

生身の営業マンが、

「このたび、このエリアの担当となりまして、
 ご挨拶に回っているんですが・・・」

などといった、説得力ゼロの切り出し方で
なんとかして面会の約束を取り付けようとするよりも、

電話を取ると自動音声が流れて単刀直入、

「御社の業務効率改善に役立つ○○に興味がおありでしょうか、
 もしご興味がある場合は1を押してください・・・」

といった内容の電話を受ける方がまだ気が楽だということです。

相手がコンピュータだとわかっていれば、
途中でさっさと切ることに心理的抵抗を感じませんし、
用件をすぐに切り出すので、こちらもあまり時間を取られずに
済むからでしょう。

ですから、企業が

「アウトバウンドコール(お客様へにかける営業電話)」

をやるのなら、対象商品によって向き不向きはありますが、
生身の人間じゃなくて、自動音声にしたほうが効果が
ある場合も多いんじゃないかと思います。

えーと、ようやく本題に入ります。
前ふりが長くてすいません。

今日ご紹介したい事例は、
ドラッグストアの特売情報を会員カードを保有している
既存ユーザーに自動音声の電話で伝えたというものです。
(アイティセレクト、2007.07.08)

「ハックドラッグ」「ハックエクスプレス」といった名称で
展開するドラッグストアを運営するCFSコーポレーションでは、

「Voice Reach」(プレミアグローバルサービス社)

という音声の一斉配信を行うASPサービスを利用し、
「ハックドラッグ」会員に対して、特売情報をあらかじめ
録音された音声データで伝えることにしました。

ただし、いかに販促の対象者が「既存ユーザー」とは言え、
突然自宅や携帯に電話をかけ、音声データを流すという
販促方法に対する会員の反応が当初読めなかったため、
まずは限定された店舗でテストをやることにしたのです。

Ads by Google

この記事が気に入ったらいいね!しよう
INSIGHT NOW!の最新記事をお届けします

松尾 順

有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー

これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。

フォロー フォローして松尾 順の新着記事を受け取る

一歩先を行く最新ビジネス記事を受け取る

ログイン

この機能をご利用いただくにはログインが必要です。

ご登録いただいたメールアドレス、パスワードを入力してログインしてください。

パスワードをお忘れの方

フェイスブックのアカウントでもログインできます。

INSIGHT NOW!のご利用規約プライバシーポリシーーが適用されます。
INSIGHT NOW!が無断でタイムラインに投稿することはありません。