【会議が変わる!】
 ファシリテーションの技術(2)

2009.01.29

ライフ・ソーシャル

【会議が変わる!】  ファシリテーションの技術(2)

家弓 正彦
株式会社シナプス 代表取締役

前回に続いて、ファシリテーションのお話、、、 ファシリテーションの構造を、  1.ビフォア(ミーティングデザイン)  2.オープニング(意識醸成/共有)  3.インタラクション(拡散プロセス・収束プロセス)  4.クロージング(合意形成) と捉え、前回は、  「ビフォア」→「オープニング」→「拡散プロセス」 をカバーしました。 今回は、  「収束プロセス」と「必要スキル」→「クロージング」 です。

■収束プロセス

ここでは、収束プロセスを「構造化」と「メッセージ化」に
分化して考えてみます。

構造化のプロセスとしては、類似情報をグルーピングし、
それぞれの情報を相互意味付けします。

<意味付けのパターン>

私は、
 ・原因/結果
 ・目的/手段
 ・結論/根拠
 ・全体/構成要素
 ・抽象概念/具体
 ・上位概念/下位
などを用いることが多いですね。

そして、メッセージ化にあたっては、
結論を出すための材料を見出す作業とでも言いましょうか、、、
よくあるのは「評価」ですね。
評価を通じて、重要なものを見出し、結論につなげていくイメージ。

<評価方法>

これも様々なものがありますが、
 ・Pros/Cons分析
 ・特性分析
 ・インパクト分析
 ・コントローラブル分析
などが用いられます。

■ファシリテータのスキル

<質問力>

ここまでのプロセスを通じて、
ファシリテータに求められるスキルってなんでしょうね?
私は、とても重要なスキルは「質問力」だと思うのですよ。

質問力は、拡散のための視点提供にも有効ですし、
収束のための掘り下げにも効果を発揮します。

この質問力は皆さん興味関心があるようで、
今後の仕事塾のテーマにしてほしいというご要望までいただきました。(汗)

ま、一般に
 ・オープンクエスチョン/クローズドクエスチョン
 ・Why?/So What?/How?
 ・示唆質問(仮説に導く質問)
などが有効だと考えられますね。

<イシューコントロール>

議論が白熱すると、そもそも「今、何を議論しているんだっけ?」と
いうことってありませんか?

意外とイシューの混乱、平行線、ループが起こることは珍しくありません。
そんな時にこそ、ファシリテータは冷静になって、
「論点ガイドライン」に立ち返りましょうね。
この「論点ガイドライン」を、常にメンバーの見えるところに
掲示しておくことも有効です。
弊社では、ホワイトボードの片隅に「論点ガイドライン」を書いた状態で、
会議を進めています。

<コンフリクトマネジメント>

そもそも意見の対立は悪いことではないのですが、それが長引くと
議事進行に弊害となるだけでなく、感情の対立に進展し、
それがミーティングの大きな障害になることすらあります。
できるだけ早期に解決しておきたいですね。

そんな時には、一旦ファシリテータが引き取って、
「Aさんの主張は○○、Bさんの主張は××ということですね」
と、一旦意見を整理したうえで、対立の原因を見極めましょう。
前提条件、仮説、立場の違いなどが原因になっている場合、
その場では解決しないことが多いので、
一旦両案併記し、棚上げするのも一案です。

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家弓 正彦

株式会社シナプス 代表取締役

マーケティング戦略を中心としたコンサルティング、マーケティングに特化した教育プログラムの提供を行っています。

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