「成長すること」の3つの観点

2009.01.07

組織・人材

「成長すること」の3つの観点

村山 昇
キャリア・ポートレート コンサルティング 代表

「年初の決意」は立てましたか?自分の「内なる声」に耳を澄まし、抗しがたいマグマを文字に落とすことで、「成長」は約束される。

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09年も明けて、1週間。
日々の仕事がまた忙しく動き始めましたが、
みなさんは「年初の決意」(New Year's resolution)を書き出す人でしょうか?
私はビジネスダイアリーとは別でアイデア手帳をこしらえているのですが、
そこに毎年、公私の想い・誓いを書き込んでいます。

定量的な目標はほとんど書きません。
心の奥から湧き出すマグマのようなものを文字に落として書いています。
「こうありたい」「こうするゾ!」のような理想イメージも含めて。
そして、一年ごとのテーマを一語で表す。

今年のテーマは「抜け出る」年(The Year of Getting Out)としました。
ちなみに、昨年が「かたちづくる」年(The Year of Forming)、
一昨年が「深化する」年(The Year of Deepening)でした。

まぁ、その1年はテーマどおりにいかないことのほうが多いのですが、
それでも、自分の“内なる声”を書き出し、
テーマ付けすることは、なんとなく気が引き締まっていいものだと思います。

さて、きょうは、「成長」ということにつき書きます。
私は、人が「成長すること」を3つの観点から考えています。

●第1の観点=【水平的成長】
これは主に仕事の量や種類をこなすことによって、
その結果、その仕事に順応する、視野が広がる、経験の幅を持つといった成長です。

誰しも、その仕事に不慣れで未熟なころは、
ともかく繰り返しその仕事に挑戦したり、場数を踏んだりして自信をつけます。

また、大企業では、ジョブローテーションで、定期的に従業員を配置換えしますが、
これも多様で幅のある業務経験を積ませることが目的です。

その他、自己啓発のためにいろいろな分野の読書をしたり、
セミナーや異業種交流会に参加をして、
自分の知識領域の面積を拡大させるのも水平的な成長です。
加えて、留学や旅行も格好の水平的成長の機会になるでしょう。

概して、水平的成長は、
流動的に多様な物事を見聞することで得るものといえます。

●第2の観点=【垂直的成長】
これまでの仕事より難度の高い仕事に挑戦し、それをクリアしたとき、
あるいは、仕事上の苦境・修羅場をくぐって、
無事、事態をとりまとめることができたとき、人は、垂直的成長を遂げることになります。
いわゆる「一皮向けた」変化、「大人になった」変化がこれにあたります。

また、こういう経験によって、これまでとは一段高い目線で考えられるようになった、
より高い志向・目標を描くようになった、より深くものを見つめるようになった、
などは垂直的成長の証です。

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村山 昇

キャリア・ポートレート コンサルティング 代表

人財教育コンサルタント・概念工作家。 『プロフェッショナルシップ研修』(一個のプロとしての意識基盤をつくる教育プログラム)はじめ「コンセプチュアル思考研修」、管理職研修、キャリア開発研修などのジャンルで企業内研修を行なう。「働くこと・仕事」の本質をつかむ哲学的なアプローチを志向している。

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