F1のカーブこそが企業が成長するチャンス!

2008.10.08

経営・マネジメント

F1のカーブこそが企業が成長するチャンス!

葛西 伸一
株式会社メンター・クラフト 代表取締役社長

景気が停滞したときこそ、競合他社と差を付けるチャンスだ。 F1のように、カーブで誰もがスピードを落とすときに、ライバルを抜けるかどうかが決まるのだ。

サブプライムに端を発し、リーマンの破綻を機に、いよいよ日本の
景気も後退局面に突入しそうな状況だ。

そして、国内企業の90%にあたる中小企業の設備投資が徐々に
抑えにかかりつつある。

しかし、是非とも企業のリーダーたちに考えてほしいのが、
「このチャンスを逃さない」ことである。

不況時こそビジネスチャンスという言葉を聞いたことが
あるだろうか。

実際に不景気をチャンスと捉え、景気が上昇する前から、
100円ショップ、99SHOP、QBカットなどの低価格ショップなど
90年代中ごろから持続的に成長してきた。

それ以外にも、パソコン、自動車、ホテルやファミレスの世界など
でも、様々な分野で不況と言われる時代にも勝ち組が出現している。

これまでの苦境を独自のアイディアで乗り越えてきたのは、
企業という法人だが、実際にそこで働いているのは、
まぎれもない同じ人間だ。

景気後退における企業をフォーミュラー1(F1)に例えてみよう。

F1は、マシン、チームスタッフ、ドライバーの3つのバランスが
最高になった時
に優勝という栄冠を手に入れることができる。

まず、マシンだが、これはF1には毎年改定・追加される規定があり、
この規定との闘いと言い換えることができる。
つまり、規定の範囲内で最高のマシンを制作するこが
求められるのだ。

そしてマシンを企業に例えるならば、環境要因という意味で、
景況や法規制緩和がそれに相当するだろう。
いかに景気や法に対処しながら、良い企業に成長するのか?
必要であればシャーシを変え、パーツを変え。

但しF1においてもそうだが、一度採用したシャーシやパーツは
一定期間変更はできない。これは企業も同じで、一度採用した
戦略や人材は、いくら朝令暮改といってもその変更は容易ではない。

したがって、緻密な戦略がそこには求められるのだ。

次に、チームスタッフを考えてみよう。
チームスタッフは、従業員に例えることができる。

いかにスピーディに正確にタイヤ交換を行い、
給油を行い、GOサインを出せるか。
これは、チームスタッフ同士の連携やドライバーとの
連携が非常に重要である。

先に行われた、史上初のナイトレースだったシンガポールGP。
ここで、フェラーリのマッサが給油ホースをつけたまま発進すると
いうトラブルが発生した。これはチームスタッフがまだ給油が
終わっていないにも関わらず、ピットアウトのGOサインを点灯
させてしまったことが原因である。

このように、チームスタッフ(従業員)とドライバー(経営者)
の連携がうまくいかないと優勝も逃してしまうのだ。

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葛西 伸一

株式会社メンター・クラフト 代表取締役社長

http://www.mentor-craft.co.jp/ http://www.mba-noryoku.com/ 大学卒業後、大手エレクトロニクス商社に勤務。その後、IT業界、映像コンテンツ業界と15年間の営業・企画・マネージャー等の経験を経て、 2007年4月に(株)メンター・クラフト設立。 豪州ボンド大学大学院 MBA(経営学修士) エグゼクティブ・コーチ(JIPCC認定) 日本コーチ協会正会員

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