現代の調達・購買ギルドの構築

2008.09.19

経営・マネジメント

現代の調達・購買ギルドの構築

野町 直弘
調達購買コンサルタント

現代版調達・購買ギルドの進化・構築を目指す筆者からのメッセージです。

一方、購買・調達専門職の資格制度はまだ途についた段階です。
社団法人日本能率協会がCPP(Certified Procurement Professional)という
資格制度を昨年立ち上げたばかりです。CPPの意義は大きいですが、
今後資格取得のメリットがなければ、プロフェッショナルバイヤーを支援し、
目標とする方向にはなれないかもしれません。

次の「ギルド」ですが、
ギルドとは「中世より近世にかけて西欧諸都市において
商工業者の間で結成された各種の職業別組合。
商人ギルド、手工業ギルド(同職ギルド)などに区分される。」
(Wikipediaより)とのことです。

編集者さんの話では私が立ち上げてきた
「購買ネットワーク会」は「正にギルドではないか」だそうです。

ギルドは職業別組合として次第に政治的な発言力を持つとともに、
多くの利権を獲得していましたが、
その排他性から近代革命の中で解体していきました。

本来のギルドのように圧力団体化することは避けなければなりませんが、
「同職の集団として切磋琢磨すると同時に社会的に何らかの影響力を持つ」
ことを志向することは必要だと私は考えています。

もし「ギルド」が目指す方向の一つの解であるのでしたら
「進化型ギルド」を作って行きたいと思う今日この頃です。

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野町 直弘

調達購買コンサルタント

調達購買改革コンサルタント。 自身も自動車会社、外資系金融機関の調達・購買を経験し、複数のコンサルティング会社を経由しており、購買実務経験のあるプロフェッショナルです。

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