タバコ部屋のコミュニケーション

2008.09.05

ライフ・ソーシャル

タバコ部屋のコミュニケーション

金森 努
有限会社金森マーケティング事務所 取締役

タスポの普及が一向に進まない一方で、タバコ包囲網は確実に狭まってきている。そんな中、マイノリティーになりつつある喫煙者はこのまま片隅に追いやられる一方なのだろうか。

列車の喫煙室と同じく、これまた非喫煙者には踏み込むことのない世界であったが、筆者は大のタバコ嫌いであったが、会社員時代、我慢して時々はそのコミュニケーションに参加してみたりしていた。
やがて禁煙化の流れで喫煙室が廃止されると、喫煙者・非喫煙者ともに<ホッと>できるスペースとしてのコミュニケーションルームのような、飲み物や軽食が摂れるスペースが出現した。筆者の勤務先だけでなく、同様な動きをした企業は多かったようだ。
しかし、そうしたスペースは景気や業績次第であっという間に撤去されることになる。昨今の景気減退で多くの企業から<ホッと>する空間が姿を消すことだろう。

コラムの「車内」の話と「社内」の場合も同じ結論ではないだろうか。
(業績回復のため忙しく懸命に働いている)「不器用な社員のため、社内の空気を和ませる工夫やサービスがあってもいい。人を働かせるだけが企業ではあるまい」。

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コンサルタントと講師業の二足のわらじを履く立場を活かし、「現場で起きていること」を見抜き、それをわかりやすい「フレームワーク」で読み解いていきます。このサイトでは、顧客者視点のマーケティングを軸足に、世の中の様々な事象を切り取りるコラムを執筆していきます。

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