米国アップル社の勢いが止まらない。いま話題騒然の「iPhone 3G」、 7月11日の世界同時発売からわずか3日間で、販売台数100万台を 突破したとのこと。 年初に発売された「MacBook Air」も好調、21世紀のウォークマン とも呼ばれる「iPod」も、今なお堅調だ。
こうした問題を、アップルのスティーブ・ジョブズは、自身の持つ
商品への異様なまでのコダワリによって解決しているようだ。
そう言えば、ソニーの大賀さんの商品へのコダワリも凄まじいもの
だった。デザインが良くないCDプレーヤーのモック(木型)を投
げ捨てることもしばしば、ベートーヴェンの第九が1枚に収まるCD
の記録容量を最初から実現することにあくまでも執着したのも大賀
さんである。
放送禁止用語を連発しようが(スティーブ・ジョブズ)、エンジニア
ではなかろうが(大賀さん)、こうした商品への人並み外れたコダワ
リは、経営者として超特大の使用価値の発現であるに違いない。
さて、歳を重ねていよいよ肉体的「機能価値」の減衰を覚える私は、
経営コンサルタントとして、どういう「使用価値」の増やし方をし
ていこうか。
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「機能価値」と「使用価値」
2008.07.18
2008.07.17