「悪気はなかった行為」を咎め、人を責めすぎない方法の模索

2008.06.18

ライフ・ソーシャル

「悪気はなかった行為」を咎め、人を責めすぎない方法の模索

寺西 隆行
(株)Z会 教室事業部特命職

秋葉原の事件の模倣犯が次々と逮捕されています。 21歳、17歳、そして13歳。 そしてありきたりの「こんな大騒ぎになるとは思わなかった」という反省の弁。 なんとかならないでしょうか? なんとかしたいものです。 抑止する一案を提示。軽はずみな犯罪~「アタマノワルイ犯罪」~を防ぎ、少しでも社会の損失を防ぐために。

◆本投稿記事は、毎日更新中のブログ
http://www.zkaiblog.com/histaff/
の話題を元に、本サイトの読者層に合わせた形で修正しております。

成人の場合、掲示板に「事件を起こすぞ」という予告をすれば、偽計業務妨害として逮捕されます。
しかし…

<刑法233条(信用毀損及び業務妨害) >
虚偽の風説を流布し、又は偽計を用いて、人の信用を毀損し、又はその業務を妨害した者は、三年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。

3年以下で50万円以下?
…随分軽い、と思うのは僕だけでしょうか…
懲役期間については適正な期間もなかなかわかりませんし、感覚的に「短い」と思えるだけ、としか述べようがないのですが、50万以下、というのは、今回のように掲示板に書き込んで騒ぎを起こしたとき、その対応にかかる社会全体でのコストより随分安いと思います。

もちろん民法などでの損害賠償請求による判断もあるでしょうが…刑法上の罰金としても数百万程度課し、同様の事件の対策費用として充当したりしてもよいとは思うのですが。
※実際にそのような事件を起こす人間の支払能力は限られていることも多いので、なかなか難しい問題もはらむでしょうが、そういうことを抜きにして、あくまでかけた迷惑に対する社会的コストの回収、という意味で。

一方、成人の場合はまだ、本人責任(肉体的および金銭的)を強く求めることもある程度可能ですので、量刑の軽重のみの議論で済みそうですが、少年法適用の未成年、ましてや今回は13歳の「刑法未成年」まで事件を起こしており、かつ、年少者ほどこのテの犯罪行為では

「こんなに大事(オオゴト)になるとは思わなかった…」

という、いわゆる「悪気が(そこまで)なかった」中で行いますし、加えて今回のような事件は年少者ほど起こしやすい傾向にあります。
そのため、本人責任をどこまで求めるか、は、教育の問題も絡み、なかなか難しいことは、皆さんもよくお分かりかと思います。

いろいろな問題を抜きにして…
「今」の「自分」の気持ち100%の意見を正直に書くと、

・刑法と同じ罪を適用すればええやん。
・民法による損害賠償も親が相当の額を負担すればええやん。

そんな気持ちです。
だって迷惑をかけたんですもん。同等の罰を受けるべきです。
そして、“素”の気持ちでは、同じように考える大人も多いと思います。きっと。

ただ、そんな気持ちだけでは多分解決しません。

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寺西 隆行

寺西 隆行

(株)Z会 教室事業部特命職

幼児から大学生・若手社会人の教育に携わる(株)Z会にて、教室部門にて様々な開発に奮闘中。前任ではWeb広告宣伝・広報・マーケティングなどを担当。 ※本サイト投稿記事は個人の見解です。

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