マネージャーとなると、部下やチームメンバーに対して結果を出すために指示や指導をする必要がありますが、その指示に対して動いてもらうには部下とのあいだに信頼関係がなければうまくいきません。信頼関係を築くためには、普段からの自分自身の行動が鍵になりますので、自分の行動を管理するという時間管理も密接にかかわってきます。信頼関係と時間管理は、一見ほとんど関係なさそうに見えますが、信頼関係を築くためには、人格を磨き、能力を高めるための時間をどう使うかが、大きなポイントとなるわけです。
やると決めたタスクやスケジュールに入れたことは確実にやりきる、これが信頼を高める第一歩です。
「第二の核:意図」
意図は人が持つ動機や思惑のことです。どれだけ、口では調子のいいことを言っていても、自分本位の思惑が見え隠れする人を信用することは難しくなります。逆に、口下手でコミュニケーションが苦手な人であっても、動機が素直で、お互いの利益のことを常に考えている人であれば、信頼は高まるでしょう。いわゆる「腹に一物を抱える」人とは近づきたくないものです。
プロジェクトや仕事に取り組む際、「この仕事をやる、自分の意図・動機は何か」について振り返り、確認することは、行動や態度にも表れ、信頼を高めるためにも意義のあることです。
「第三の核:力量」
力量とは、能力のことで、才能、スキル、知識であり、結果を出すための手段となります。誠実で動機も問題ない人であっても、能力やスキルに大きな問題があるとすれば、仕事を依頼するために信頼することはできないでしょう。
時間管理の観点で言えば、すべてのタスクのできれば10%は、自分の成長や組織の生産性が上がるためのタスクとして計画し、実行したいものです。月初などに、自分の「力量」を高めるための計画があれば、さらに良いでしょう。
「第四の核:結果」
信頼性を高めるために「結果」が必要とはわかりにくいですが、たとえば、人を採用したいと思ったとき、「その人がどのようなことを成し遂げてきたのか、どのような成果を出したのか」はとても重要なポイントです。本当に実行力があるのかと言い換えることもできます。
どれだけ誠実で、動機も立派で、能力を持っていたとしても、実行できず、結果を出すことができない人を信頼することはできません。ある意味、ビジネスの世界において、どれだけの結果を出すことができるかという点は、もっとも大事なこととも言えます。
ただし、どのような結果になるかということを人はコントロールすることはできません。結果は、さまざまな条件によって変わるからです。コントロール可能な自分の「実行」という点にフォーカスします。タスクを計画したら、どれだけ達成することができたか、やり遂げることができたかを確認しましょう。
信頼性を持つ、つまり信頼される人になることは簡単なことではありませんので、普段から自分自身に対して投資する時間を確保し、確実に実行することが求められます。
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2009.10.27
2010.03.20