時間管理を行う上で、アウトプット(結果)を変えるにはインプット(自分の言動)を変えるしかない、というのは原則のひとつです。 インプットはコントロールできます。何をどう準備し、どう考え、何をするかは自分で決めることができます。そして、自分のコントロールできることに対して、十分に力を注いだと自負できれば、結果がどうであろうと悔いはなく、充足感を持って、次の仕事やプライベートでのチャレンジに臨むことができるでしょう。
リソース
価値あるアウトプットを出すには、もとになるリソースは欠かすことができません。実際にリソースの準備の計画を立てます。リソースは仕事のアウトプットの内容によってさまざまです。単に専門的な知識やデータがあればできることもあれば、これまでにない人脈や情報、技術が求められる場合もあるでしょう。どのようなリソースがあれば求められるアウトプットが生み出せるのかを考えてみましょう。これまでさまざまな経験を積んでいるはずですから、自分が思っている以上にリソースは持っているものです。また、意外なリソースの組み合わせが、新しい結果を生むこともあります。さまざまな可能性をイメージしながらリソースを考えていく作業は楽しいものです。手帳を開き、どのようなリソースが必要か書き出し、具体的に、いつどのようなリソースを準備するか、誰とアポイントをとれば良いか、計画を立てます。
投下時間
ゴールが決まり、リソースも想定できれば、あとは、どれだけの時間を投下するかを考えます。同時に、進めるプロセス、進め方についても考慮します。方法を間違えたばかりにアウトプットが思うように出なかったということは誰にでも経験のあることでしょう。特に事前の根回しや人間関係に関することは、一度失敗してしまうと、元に戻るのに大変な時間を費やしてしまいます。
投下時間の計画は、多くの場合、少なく見積すぎます。「午後いっぱいはこの仕事に使う」と決めても、想定外のことは必ず起きます。ある程度のバッファを見た時間を確保することを心がけましょう。ある程度は投下時間が多ければ、アウトプットの価値も高くなるはずですので、ここが肝だと決めた仕事には、思い切った時間の投入も必要です。
また、時間をまとめるのも必要ですが、1時間程度の空き時間を活用することも効果的です。わずかでも進捗が見えれば、安心感にもつながります。
何よりも具体的な成果が、自分自身の充足感を高めます。タイムリッチになるために、アウトプットを着実に出していきましょう。
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2009.10.27
2010.03.20