目標は、役割と価値観から考える

2022.01.29

仕事術

目標は、役割と価値観から考える

フランクリン・ プランナー
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仕事において、様々な目標を持っている(あるいは目標として与えられる)と思いますが、その目標の背景にある役割について考えたことがあるでしょうか。 私たちが目標を設定する際、必ずある役割において目標を設定します。(あるいは目標が与えられます) 例えば、「今期の売上1億円」という目標の場合、「営業部員」という役割においての目標であり、「部下を接客のプロとして育てる」という目標は、「リーダー」という役割における目標です。また、「社員の給与を1割上げる」という目標は「経営者」としての目標となります。ビジネスだけではなく、「父親」「母親」「バンド仲間」「ボランティア」「サークルの一員」という役割もあるでしょう。

目標の背景にある「役割」

仕事において、様々な目標を持っている(あるいは目標として与えられる)と思いますが、その目標の背景にある役割について考えたことがあるでしょうか。

与えられた目標に対して不満があったり、納得ができなかったりする場合は、多くの場合、与えた側とあなたの間には、役割の解釈、定義の違いがあります。「そんなことまで私の仕事ではない」「そこまでの責任はない」と言った具合です。

私たちが目標を設定する際、必ずある役割において目標を設定します。(あるいは目標が与えられます)

例えば、「今期の売上1億円」という目標の場合、「営業部員」という役割においての目標であり、「部下を接客のプロとして育てる」という目標は、「リーダー」という役割における目標です。また、「社員の給与を1割上げる」という目標は「経営者」としての目標となります。ビジネスだけではなく、「父親」「母親」「バンド仲間」「ボランティア」「サークルの一員」という役割もあるでしょう。

役割とは、その立場における対象者への責任のことです。営業として仕事をすればいい、父親であればいい、ということではなく、仕事であれば、上司や顧客や部下、父親であれば妻や子どもに対して、その責任を果たすということです。そして、責任というからには、対象者が求めていること、ニーズを理解しなければなりません。つまり、役割とは、単に「仕事」「家庭」といったカテゴリーのことではありません。

そのカテゴリーのなかで、自分の役割をどのように定義するか、役割における責任をどのレベルにおいているかということです。

そういう意味では、自分の役割を、自分がどう捉えているか、役割における責任をどのように定義しているかで、目標自体が変わりますし、その目標へのモチベーションも大きく変わってきます。

会社のなかで「営業」というカテゴリーにいるとしても、単に固定の顧客とのリレーションとして、「そつなくこなせばいい」と思っていると、必然的に目標は「そこそこ」の目標しか設定することはできないでしょうし、レベルの高い目標を与えられたとしても、「それは無理です」という反応になってしまうでしょう。

逆に、「営業」として「新たな市場を開拓し、新規のプロジェクトを成功させ、会社の将来を担う責任がある」と自分で定義していれば、まったく違う目標を設定しようとするはずです。

また、ニーズという意味で考えれば、さらに、上司や部下も一人ひとり異なります。もっといえば、時期やその時に解決するべき問題や課題によっても異なるでしょう。

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