ダイバーシティの実現は、かなり遠い将来にならざるを得ない理由。

画像: spinster cardigan

2021.06.14

組織・人材

ダイバーシティの実現は、かなり遠い将来にならざるを得ない理由。

川口 雅裕
NPO法人・老いの工学研究所 理事長 /一般社団法人「人と組織の活性化研究会」理事

「金を稼いで家計を支える父親たる私は、専業主婦である妻よりも能力があり、価値が高い」と思っている男性が、職場で女性の意見や工夫を受け入れ、活かそうとするだろうか。

こう考えると当面は、従業員の属性や数値面だけ多様化の兆しを見せるくらいのものだろう。女性社員や女性管理職の割合が高まる、昇進・昇格において性別や年齢との関係が徐々に薄れていく、男性の育児休業の取得比率が高まるといった外形の変化にとどまる。そして多様化が企業の成果につながっていくのは、相当に先、日本人の生活者としてのありようが大きく変わるくらい先のことになると考えるのが普通だ。欧米企業を範とした多様性を目標とするなら絶望したくなるが、日本人にとってそういう組織が適しているかどうかは分からないのであって、ムキになって多様化を進めようとするよりも、日本人がもっとも力を発揮しやすい組織のありようを熟考するときだろうと思う。ダイバーシティに限らず、欧米から発信される様々な目新しい組織論に対しても同じ姿勢を持つべきである。


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川口 雅裕

NPO法人・老いの工学研究所 理事長 /一般社団法人「人と組織の活性化研究会」理事

「高齢社会、高齢期のライフスタイル」と「組織人事関連(組織開発・人材育成・人事マネジメント・働き方改革など」)をテーマとした講演を行っています。

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