伝統のビジネススキルは現場に生かすことができるか   問題と感情を分けて考える?

2021.04.17

営業・マーケティング

伝統のビジネススキルは現場に生かすことができるか 問題と感情を分けて考える?

猪口 真
株式会社パトス 代表取締役

いわゆる「できるビジネスマン」の思考条件としてよく言われることが、問題解決のためには、「問題と感情を分けなさい」ということだ。 一般ビジネスマンにそんなことが本当にできるのだろうか。

いわゆる「できるビジネスマン」の思考条件としてよく言われることが、問題解決のためには、「問題と感情を分けなさい」ということだ。

事実と意見を混同しない、感覚や気持ちで考えるのではなく、客観的なことなのかどうかを見極める必要がある、さらに、意見・感情の部分に関しては排除して考え、事実としての問題だけを冷静に考えなさい、そうすれば問題解決につながる、など、自分の感情をコントロールし、事実だけを追い求めることによって、問題解決をすばやく行うことができる、といった話だ。

とくに様々な問題を颯爽と解決するコンサルタントには、まず必要な思考プロセスと言われることも多い。

相手がどれだけ感情的になっても、クールにロジカルに、論点を整理し、解決策を生み出していく。最後に握手をして終わり。いかにもかっこいいコンサルタントのイメージだ。

確かに様々な困難で、でかい問題に直面し、並みのビジネスマンでは解決できないようなこともなんとかしなければならない一流のコンサルタントにとってはそうかもしれない。しかし、一般ビジネスマンにそんなことが本当にできるのだろうか。

問題解決にあたる場合は、感情的になっているのが、自分の場合と相手の場合とがあるだろう。自分自身が感情的になってしまい、冷静な判断ができなくなっている場合と、感情的になっている相手に対してどう対応するかという問題だ。

自分の場合、たとえば、自分の出す企画や提案がうまくいかず、出した結果に対してダメ出しばかりをくらったとき、周囲が自分の思ったとおりに動いてくれず、想定どおりに物事が進まず、「くそー、あの野郎!」と頭にくることは誰にでもあるだろう。

このときに、問題と感情を分け、「本当の問題は何なのか」と冷静に考え、正しいこと、本質的な問題解決を図ることが大事だということか。

しかし、「相手はこう考えてきたからこうなったのか」などと仮説を立てたところで、それが本当かどうかわからない。むしろ、「こう考えたこらこうなったのではないですか?」と伝えたところで、「いや」と答えられた日には、さらに頭にくることになりはしないか。要はお互いのコミュニケーションの問題か。

経験から考えた場合、仕事の大変さと感情の良し悪しは実はあまり関係ない。こまかな問題であっても、感情が爆発することもあれば、どれだけ難しい仕事であっても、良好な人間関係と信頼関係の中での仕事はやりがいも生まれるし、気持ちも前向きになる。

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