独自で強い仕事のために「客観を超えて主観を持て」

画像: Career Portrait Consulting

2020.12.16

仕事術

独自で強い仕事のために「客観を超えて主観を持て」

村山 昇
キャリア・ポートレート コンサルティング 代表

「それって主観的な見方だよね。もっと客観的にながめないと……」。ビジネス現場のやりとりでは、よくこんなフレーズが出てきます。このことは暗に、客観が主観より優れていることをにじませているようです。しかし、はたしてそうでしょうか───

自分の意見を通す、自分のアイデアに周囲を巻き込むといったことが必要なときは、2番目の「固い客観」フェーズに入らねばなりません。思考の地固めは分析や論理を通じて、万人に説明がつく根拠を示すことです。

そしてこの固い地面を踏み台にして意志的に跳躍する。それがフェーズⅢ「客観を超える主観」です。その独自の主観は、当初は誰も理解する人がいないかもしれません。でもそれが後に万人を感服させる考え方になる場合もあります。───「そうか、そういうものの見方があったか!」「こんな●●見たことない! ●●の概念が変わった!」と言わしめる偉大な商品・サービスは、常に一人の人間の偉大な主観から生まれたものです。


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村山 昇

キャリア・ポートレート コンサルティング 代表

人財教育コンサルタント・概念工作家。 『プロフェッショナルシップ研修』(一個のプロとしての意識基盤をつくる教育プログラム)はじめ「コンセプチュアル思考研修」、管理職研修、キャリア開発研修などのジャンルで企業内研修を行なう。「働くこと・仕事」の本質をつかむ哲学的なアプローチを志向している。

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