調達人材のタレントマネジメント

2020.01.15

経営・マネジメント

調達人材のタレントマネジメント

野町 直弘
調達購買コンサルタント

APQCの興味深いレポートと2015年に出された人材育成勉強会の報告の共通点とは何か。今後調達人材のタレントマネジメントはどう変わっていくか。

調査結果、最も興味深いのは、1.JOB-SPECIFICスキルで上位10項目に入っているスキルは6位のサプライヤリレーションシップマネジメントだけであり、他の3分類のスキルが上位を占めていることです。つまりこれからの調達購買機能に求められるスキルは、より広範囲なファンダメンタル系スキルや改革系スキル、思考法などのスキルであるということです。

またこれらの上位10スキルで、現状備わっている(効果が出せる)スキルとのギャップを見ると、それぞれ以下の様な結果になっています。
(括弧内は効果が出せているスキル、:の後の数字はギャップを示す)

1位:Business ethics 59.8%(32.4%):27.4%
2位:Communication 55.9%(20.6%):35.3%
3位:Stakeholder management 54.9%(21.1%):33.8%
4位:Relationship building and management 52.0%(21.6%):30.4%
5位:Critical thinking 48.0%(14.2%):33.8%
6位:Supplier relationship management 47.1%(20.1%):27.0%
7位:Leadership 46.6%(19.6%):27.0%
8位:Complex decision-making 42.2%(11.8%):30.4%
9位:Traditional negotiation 41.2%(15.2%):26.0%
10位:Team player 39.7%(25.0%):14.7%


このように、必要と考えられているスキルとその習得状況には大きなギャップがあります。特に2.Communicationや、3.Stakeholder managementなどのSOCIALスキルなどのギャップが、大きいことがわかるでしょう。

ここまで読み解いていくうちに2012年~2015年まで私が主宰し、活動を続けた購買ネットワーク会の分科会であるマネージャー勉強会の人材育成チームの最終報告の記憶がよみがえってきました。
このチームでは様々な業種企業のマネジャー層が日頃課題と感じているテーマについて自主勉強会を実施し、報告書をまとめ上げたものです。

求められる購買人材像とは『自らの購買戦略を語り、結果を残す人』であり、そのために必要な10要素として以下をこのチームでは上げました。

続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。

Ads by Google

この記事が気に入ったらいいね!しよう
INSIGHT NOW!の最新記事をお届けします

野町 直弘

調達購買コンサルタント

調達購買改革コンサルタント。 自身も自動車会社、外資系金融機関の調達・購買を経験し、複数のコンサルティング会社を経由しており、購買実務経験のあるプロフェッショナルです。

フォロー フォローして野町 直弘の新着記事を受け取る

一歩先を行く最新ビジネス記事を受け取る

ログイン

この機能をご利用いただくにはログインが必要です。

ご登録いただいたメールアドレス、パスワードを入力してログインしてください。

パスワードをお忘れの方

フェイスブックのアカウントでもログインできます。

INSIGHT NOW!のご利用規約プライバシーポリシーーが適用されます。
INSIGHT NOW!が無断でタイムラインに投稿することはありません。