改革推進者とバイヤーに求められる4つの力

画像: Shutterstock_ metamorworksさん

2019.11.27

経営・マネジメント

改革推進者とバイヤーに求められる4つの力

野町 直弘
株式会社クニエ プリンシパル

最近コンサルの現場で感じるのは、改革を推進する上で必要な力を持つ改革推進者や、優秀なバイヤー担当に共通する素養です。今回は改めてその4つの力を整理してみました。これは単に調達購買部門に関わらずビジネスマン共通に言えることでしょう。

このコミュニケーション力は別の言い方をすれば「交渉力」になります。「交渉力」とは相手に勝つことではなく、時には論理的に説得し、時には相手を勇気づけていくことで創造的な解決方法を見出す力なのです。

最後の「頼られ力」ですが、これは耳慣れない言葉でしょう。30代前半で私は会社の中で新事業企画の仕事をしていました。それまでは原価企画や購買の仕事をしていたのですが、購買という仕事は企業活動をしていく上で、なくてはならない部署でした。ですから自分が思うと思わざると仕事は生まれてきます。それに対して企画部門というのは自分が何かをやらないと何も生まれない仕事です。当初はそのGAPにかなり苦労しました。

その企画時代に、同じ職場に2つ下の後輩がいたのですが、彼には社内外の情報がどんどん集まってきました。また、社内のお偉い方がよく話をしに来ました、その後輩は企画能力も高かったのですが実現する能力が非常に高い優秀な人間でした。私は「何で彼には情報が集まるのだろう、何で彼のところにはいつも誰かが相談に来ているのだろう」それが不思議でしょうがありませんでした。しかし彼の仕事のやり方を見ていてハッとしました。彼は誰かに何かを頼まれた時に徹底的に時間をかけて、期待以上のことを必ずやって返しているのです。どんなに自分の仕事が忙しくても。。

例えば誰かが一言、「こういうこと知っているか?」と聞かれると、自分が知らないことでも、かなり時間をかけてレポートにまとめて、聞かれた方にプレゼンする。このように、依頼した方の期待以上の対応を必ずしていたのです。そこには仕事上の壁など全くもうけていませんでした。

これが所謂「頼られ力」です。私は社会人になって最初に覚えたのは「自分の仕事の範囲を如何に減らしリスクを低くしていくか」でした。それが間違っていることを、私はその後輩から教えられたのです。以降、私はいかに周りから「頼られ力」を高めていくか、を心がけています。
なぜなら「頼られ力」を高めること、イコール、自分のためになること、と考えているからです。

バイヤーは自ら進んで自分の殻を破り「頼られ力」を身につけていくべきです。「頼られ力」があるバイヤーには自然と情報があつまり、実行力や徹底力がついていきます。

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野町 直弘

株式会社クニエ プリンシパル

NTTデータグループのコンサルティング会社である株式会社クニエの調達購買改革コンサルタント。 調達・購買分野に特化したコンサルティングを提供している株式会社アジルアソシエイツの元代表。 自身も自動車会社、外資系金融機関の調達・購買を経験し、複数のコンサルティング会社を経由しており、購買実務経験のあるプロフェッショナルがサービス提供を行います。

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