ビジネスで天下をとれないのでプロ卓球へ。「Tリーグ」チェアマンの武者修行

2018.11.20

経営・マネジメント

ビジネスで天下をとれないのでプロ卓球へ。「Tリーグ」チェアマンの武者修行

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10月24日開幕したばかりの日本初のプロ卓球リーグ「Tリーグ」は、今世界選手権よりレベルが高いと噂されているが、聞いてみるとチェアマンも自信満々だ。 「プロの卓球は、生で見ると違うんですよ!特に男子は、エース級の選手がちりばめられた世界有数のレベルになりました」 始まったばかりだが、これからもずっとリーグの強さが薄まらないように、トップクラスのプロ選手に参加してもらうため、年俸の設定もハイレベルだ。 日本のリーグを目指して、世界中から強い選手を集まってくる、国内の選手も切磋琢磨し、凄腕に育っていく。そして幅広い年齢の卓球ファンがシーズンを通していい試合を観戦できる環境、まず目指すはそこだ。

世の中の役に立つリーグの社会的な一面

Tリーグは、2010年の3月にプロジェクトチームが立ち上がり、現在に至る。

立ち上げるにあたり、一番の苦労は、新リーグの認知度の低さ、意義の伝わりにくさだった。

「プロリーグの機能は、ただ勝敗とか、お金を稼ぐためだけのものではありません。プロが盛り上がることで、チームがある地域も盛り上がり、卓球人口が増え、個人が健康になったり、コミュニティを育てたりするなど、社会貢献的な意味が大きいと思っていますが、構想はなかなか伝わらないですね。開幕すれば分かっていただけると思います」

プロスポーツのそういった側面は、50年以上の歴史があるドイツの卓球リーグが参考になっている。ドイツでは地域ごとにチームがあり、リーグは18部まである。70万人の登録会員が、大きな卓球人口のピラミッドの中に参加し、子どもからお年寄りまでリーグを楽しむという仕組みがある。

18部ともなると、町の卓球場のおじさんが「リーガー」だったりする、完全なる地域密着型のスポーツであり、その膨大なファンの頂点にトップ選手が君臨する。

「Tリーグのクラブでは、ブンデスリーガのような地域密着型と、プロ野球など一社のスポンサーが面倒を見るというものとが混在しています。他のプロと違うのは、年齢制限がないこと、高校を出ていなくてもプロになれる仕組みにしています。6歳以下の子どもからリーグが運営する卓球教室に参加できるので、埼玉のチームでは3歳の育成選手もいるんです」

The News Masters TOKYO Podcast 文化放送「The News Masters TOKYO」
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こちらから聴けます!→http://radiko.jp/#QRR
パーソナリティ:タケ小山 アシスタント:西川文野(文化放送アナウンサー)
「マスターズインタビュー」コーナー(月~金 8:40頃~)

【転載元】
リーダーズオンライン(専門家による経営者のための情報サイト)
https://leaders-online.jp/

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