自動運転にみる車の未来【1】トラック自動運転化で“移動革命”始まる

2018.10.09

IT・WEB

自動運転にみる車の未来【1】トラック自動運転化で“移動革命”始まる

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自動運転車とは、AIが周りの状況を把握し、人間の代わりに運転する技術をもった車のこと。 この自動運転システムの開発競争が、既存自動車メーカーだけでなくソフトウェア会社なども巻き込み、激化しています。 「車が動いているのに、運転席すらない──」。こうした未来型技術はすでに実用化されており、また一般車より先に、トラックなどで無人運転の実用化へ向けた検証が始まっています。これは社会問題化する運送業の人手不足や、地域の高齢者の移動手段の解決策として、移動サービスの高度化が必要不可欠だから。今回は、最近話題のトラックの自動運転の“いま”をお伝えします。

新車の90%は、自動ブレーキ搭載に

カーブの多い高速道路を走っていて、レーンからはみ出しそうになる──。
すると車が「自動的に」ハンドルを切ってくれて微調整してくれる。
あるいは、渋滞中にうっかりよそ見をしていて前の車にぶつかりそうになる──。
すると車が「自動的に」車間距離を一定に保ち、ブレーキをかけてくれる。

こんな自動運転の未来を感じさせるテクノロジーが、次々実用化されています。
自動運転技術はレベルによって分かれますが、前述した操舵や制御などを「自動的に」行う「レベル2」の自動走行システムは、すでに市場化が急速に進んだ技術としてCMなどでもおなじみですね。

また、2020年には国内の新車の90%以上に自動ブレーキが搭載されると想定されています。さらに数十年後ともなれば現在の車の概念とはうって変わり、街のいたるところで「ドライバー不在の車」が走行している、と想定されています。

技術的側面だけでなく、自動運転に対する規制緩和の議論も活発に行われており、政府は2017年5月、国家戦略「官民ITS構想・ロードマップ2017」を決定。「自動車の根本的な構造については、今後10~20 年の間に、破壊的なイノベーションが起きると予想される」として、2020 年までにレベル3(特定された場所で自動運転化)の実現。さらに2025 年を目途 に、レベル4(特定の道路ですべての操作が自動運転化)の実現などを目標に掲げています。
この目標通り事が進めば、10年以内には私たちがいま目にしている道路事情が激変することになりそうですね。映画で見た未来の街が、もうそこまでやってきていることになります。

「移動革命」の一環、トラックの無人走行成功!

クラウドファンディング,ソーシャルレンディング,マネセツ

自動運転化の流れのなかで実用化への第一歩を踏み出しているのが、高速道路での隊列走行や無人車両による、トラックの移動サービスです。これは政府が掲げる「移動革命」の一環で、物流の人手不足解消が期待されるなど、少子高齢化が進む日本の新たな経済戦略として注目されています。

2018年1月23日には、国内大手メーカー4社が開発したトラックを持ち寄り、新東名高速道路にて、後続無人・隊列走行の実証実験を行いました。今回の第1段階の実験では、3台のトラックが時速80kmで30mの車間距離を維持しながら15kmを走行。後続車に人は乗っていましたが、あくまでハンドル操作を行っただけ。アクセルやブレーキは操作しなかったとのこと。

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