年代別価値観の違いに学ぶ ~組織マネジメントの処方箋~

2010.03.18

組織・人材

年代別価値観の違いに学ぶ ~組織マネジメントの処方箋~

星野 善宣

皆さんも働いていて、世代ごとの「価値観の違い」を感じたことはあると思います。この世代ごとの価値観についてアメリカで研究された結果があります。その結果を見てみると、日本との共通点がかなりあります。

まず、アメリカでの研究結果について簡単にまとめ直したものを御紹介します。

1935~45年生まれ (65歳以上) 
支配的な価値観:勤勉、保守的、順応、組織に対する忠誠心

1950~70年生まれ (40歳~60)
支配的な価値観:成功、達成、野心、権威に対する反感、仕事に対する忠誠心

1970~85年生まれ (20代後半~40)
支配的な価値観:ワーク・ライフ・バランス、チーム志向、規則に対する反感、人間関係に対して忠実

1985~ (20代前半)
支配的な価値観:自信、金銭的成功、自主的だがチーム志向、自分自身と人間関係に対して忠実

どうですか、自分の周りの職場の方に当てはめて考えてみて下さい。年代別に意外と日本に近いと感じませんか?

人の価値観は、社会環境要因がかなり影響しています。
戦争経験、大恐慌、ベビーブーム、グローバル化、インターネット普及、バブル景気、バブル崩壊、豊か過ぎる時代、低迷期

どういった社会環境を経験したか、どの段階で社会に出てきたかで、価値観には違いがあります。アメリカと日本で類似点が感じられるのも、多少違いはあっても大きな社会環境背景が類似してきたからではないかと考えられます。

と、今回この世代ごとの価値観について御紹介したのは、アメリカと日本の類似性だけを御説明したかったからではありません。

「育った環境の違う世代ごとに、価値観は違う。」

このことを、伝えたかったタメです。同世代の方同士で、違う年代の方々の話をされると、必ず「若い者は・・・・」「バブル期の管理職は・・・」「平成生まれは・・・」という言葉が出ると思います。これは、それぞれの世代の価値観が違うのですから、当然のことです。

組織マネジメントをされる立場の方は、この価値観の違いを理解しておく必要があります。価値観の違いは、批判しても先にはつながりませんし、価値観の強制は出来ません。

認めたうえで組織としての共通価値観は何にするかを決めていくことが、組織マネジメントには必要となります。
(さらに話を拡張すると、異なる国の人をマネジメントするときも、このことは大切になります。)

社会環境の違いは、価値観の違いとなります。

マネージャーの方、見落とさないように御注意下さい。

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