組織活性化⑥ 感情マネジメント

2010.05.11

経営・マネジメント

組織活性化⑥ 感情マネジメント

星野 善宣

感情には必ず「対象」ご存在しています。このコトを認識しておくことが、組織のリーダーには必要です。

・面白い
・楽しい
・ドキドキする
・イライラする
・腹が立つ
これらの感情は、何らかの対象に対して感じていることを表現しています。

なぜ対象があることについて強調したのかというと、対象があるということは、「対象を変えるか」、「対象の捉え方を変える」ことで、感情をマネジメントすることができることを認識していただきたかったからです。

ちょっと伝わりにくいかと思いますが、この点を認識しておくと、組織リーダーはメンバーの感情的課題に対する対策が立てやすくなります。

対象を変える


対象を変えるとは、感情の矛先を変えることを意味します。一点に集中してしまっている感情を、別対象の設定をすることでズラしたり、逆に分散している感情の矛先を、明確な対象とすることでエネルギーを集中させたりすることができます。
リーダーの方が言葉を伝えるとき、この対象を上手く設定することでメンバーの感情マネジメントにつながります。

対象の捉え方を変える


例えば、リーダーに対して多くのスタッフが不満を感じていたとします。この不満を解決するには、どういった対策が浮かびますか。
・リーダーを変える。
・スタッフを変える。
・リーダーのやり方を変える。
・我慢して割り切る。
それではちょっと深堀して、リーダーの何に不満を感じているのかをブレークダウンしてみます。
「指示の出し方」、「何を考えているかわからないところ」、「指示内容のレベルが高すぎる」「放置される」「・・・」
どうでしょう、対策がそれぞれ違ってきますよね。

対象の捉え方を変えるとは、もっとマクロに、もしくはミクロに捉えることです。(ミクロに捉えれば感情の矛先は集中しますし、マクロに捉えれば発散する性質があります。)

相手を誘導するには、「対象を変える」手法が、課題に実際に取組むには「対象の捉え方を変える」手法が効果的です。

感情は1人1人のココロで抱きますが、その対象があるということ
ご注意下さい

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