結果を出すには「チーム」を創る

2010.01.27

経営・マネジメント

結果を出すには「チーム」を創る

星野 善宣

複数の人が集まって「コトを成す」には、グループ(集団)を、チーム(組織)にしなければなりません。

チームの特徴
・目的を共有している
・共通目標を持っている
・個別の役割を持っている

私の会社(パートナーオブスターズ株式会社)では、企業のチーム創りをお手伝いさせて頂いていますので、その事例を含めて、チームの特徴について、少し御説明させて頂きます。

目的を共有している
「なぜ複数が集まっているのか」
そもそもとなりますが、こういった点が不明確になっている企業は多くあります。300万社を超える企業が存在する中、なぜその企業に属しているのか。人それぞれ仕事に対する考え方はあると思います(「○○だけ稼ぎたいから」「こういった成長をしたいから」「こういった生活をしたいから」)が、その企業でなんらかの共有すべき目的が無ければ、その組織に属する理由はなくなります。
機能するチームとなるには、共有すべき目的が必要です。

共通目標を持っている
目標は、組織にとって目的地までのチェックポイントになります。目的地が遠ければ遠いほど、この目標設定が大切になります。「千里の道も一歩から」と言われますが、達成目標は小刻みであるほど、行動のブレがなくなり、スピード感を持った行動になります。
複数が行動する組織ですので、お互いに具体的な目標地点を共有して、1つずつの達成を確認することが望まれます。当社クライアント先企業でもあったことですが、遠くのイメージに目がいっていて、具体的な動きに落とし込むことが出来ずにいました。こういった企業にとって必要なのは、具体的で適切な目標設定です。この目標設定を誤ると、属するメンバーの動きにブレが発生して、達成可能性を低下させます。
適切な目標設定と共有が、チームの動きを加速します。

個別の役割を持っている
チームに属する1人1人には、役割があります。これは「必要」なのではなく、チームに属する以上、役割が必ずあるという意味です。グループ(集団)の状態では、単純に属しているだけです。これがチームになると、各人に役割が生まれます。
例えばサッカーチーム。FW(フォワード)、MF(ミッドフィルダー)、DF(ディフェンダー)、GK(ゴールキーパー)それぞれに役割があります。さらに控え選手にも、ここぞという時の点取り屋、ディフェンスのスペシャリスト、等々。チーム戦略に合わせた役割があります。
チームを創るということは、各人の役割を共通認識することでもあります。

チームの特徴について御説明してきましたが、いかがでしょうか?
皆さんの所属しているのは、チームですか?

まだチームになっていないグループ(集団)であれば、3点を確認してチーム創りにチャレンジしてみて下さい。

チームが創られれば結果も変わりますし、「コト」に取組むことが楽しくなります。

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