企業規模に関係のないブランディング①

2009.08.02

経営・マネジメント

企業規模に関係のないブランディング①

星野 善宣

「ブランディング」って言われると、どのように考えますか?

企業ブランディングと言われると、とても難しく考えられる方が多くいらっしゃいます。
この企業ブランディングは、「企業規模」は正直関係ありません。むしろ規模の小さなころに創りこむことで、ブレなく成長し続ける事が出来ます。(大きな企業では、事業・取扱サービス・組織が複雑化している事が多いので、コアにたどり着くのに様々なしがらみがあり、大変だったりします。)

それでは、実際にブランディング構築を行おうと思った時、何をするのか?当社でお手伝いさせて頂いている例を含め、今後、ご紹介していきます。

初回として、まず2つのスタートアプローチについて御説明致します。

・どういうブランドを創りたいか ⇒ 内部コンセプト明確化
・現状の自社ブランドはどう認知されているか ⇒ 外部接点調査

基礎創り「マスタープラン」作成の準備段階です。

ここをきっちりしておかないと、その後の構築が弱くなり、「強いブランド」に繋がりません。
どんなことでもマスタープランって大切ですよね。

内部コンセプトを創る時に注意が必要なのは、現状を考えすぎた絞込みをしていないかどうかです。
「市場は変化します。」

現状から考えてしまうと、数年後には全く不適切なコンセプトとなってしまいます。
何を一番大切にしていくのか?
どういった事を市場に提供し続けていくのか?
そういった点を、深掘りすることで企業のコアに残るコンセプトを見つける事が出来ます。

外部接点調査は、ブランドがどこで認知されるのかをまず認識することに目的があります。ビジュアル面などに意識が集中されている企業も目にしますが、それでは企業ブランディングには繋がりません。

ブランドは、見た目、商品、店舗、接客者、サービス、聞いたこと、電話対応など様々な接点で構築されていきます。
そういった視点をきちんと認識しなくては、「自己満足のブランド創り」になってしまいます。

企業ブランディングのスタート段階では、まずこの2点を集中して行ってみて下さい。
この段階を端折らずに行うか、行わないかで、強いブランドに育てられるかどうかは、大きく違ってきます。

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