企業規模に関係のないブランディング④

2010.02.02

経営・マネジメント

企業規模に関係のないブランディング④

星野 善宣

コア抜き「研磨」 ~ブランディングの基本~ 今回は、企業ブランディングを創りこんでいく段階でのポイントを御説明致します。

①~③では、企業ブランディング導入段階でのポイント、考え方を御説明してきました。今回は、実際の構築におけるポイントを御説明させて頂きます。
ブランディング構築時に多いのが、何かを「創ろう」ということから始めてしまう勘違いです。ブランディングでは、余分を磨き落すという意識を大切にしなくてはなりません。イメージとしては「ぜい肉落し」です。
ぜい肉の上からどんなに着飾っても、ブランドは定着しません。

ある失敗例を御紹介致します。

ブランド戦略の一環としてA社では、独自商品の開発に取り掛かりました。商品開発チームとして各部署からメンバーが選ばれ、会社を上げて商品開発プロジェクトが行われました。このプロジェクトにより、開発メンバーが自信を持って進めることのできる商品は完成しました。そして、プレスリリース後、実際に拡販をスタートしました。
しかし、予想に反して市場に投入後、なかなかこの商品の売上は伸びません。それどころか、A社の既存商品と市場を潰しあう結果となり、競合他社の入り込むスキを与えてしまいました。

なぜ、このような結果になってしまったのでしょうか?

これこそが、多くの企業がブランディングでしてしまう失敗、
「新しく創ることから着手してしまったこと」にあります。
企業ブランドの基礎を明確にせず、「商品開発すること」からブランディングをスタートしてしまったことに、そもそもの考え違いがあります。(こういった事例は実際に数多くあります。)

当社ではこういった過ちに陥らないため、企業ブランド構築はミッション明確化からスタートすることをお勧めしています。そのミッションを柱として、余分をそぎ落としていきます。(そぎ落としの段階では、商品構成の見直しも行います。)

そぎ落とすことで、顧客はその企業が
・どういった趣旨で
・どのようなサービスを
提供してくれるかが、分り易くなります。

ブランディングの基本は、相手に分り易くすることです。

ダイヤなどの宝石と同じく、輝くブランドとなるように「研磨」の視点を大切にしてみて下さい。

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