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おばあちゃん子は、商売上手である!

中村 修治
有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役
4.3
3,013
2008年11月9日 15:22

コールセンターでトップセールを誇る女性。上司にも、クライアントにも信望の厚い代理店の営業マン。あくまで私のまわりだけでの調査結果なのだが、そんな人達に聞いてみると、大概「私は、おばあちゃん子だった」という。
コミュニケーション上手で、商売上手な人達は、おばあちゃん子が多いという新説を、この場を借りて唱えてみる。

自称おばあちゃん子である優秀なコールセンターの女の子のやりとりが凄いのは・・・
「お客様に気持ちよく話させている」こと。
その女の子がすることは、絶妙なあいづちだけ。
それで、モノが売れる。
目や口よりも、耳が達者なのである。

その信望の厚い代理店の営業マンが素敵なのは・・・
「みんなの意見に耳を傾けようとする」こと。
みんなの立場や意見に興味がある=好きだという態度が素晴らしい。
口の使い方よりも、耳が器用にできている。

「身体知」バジリコ出版には、
「幼児期のコミュニケーション体験というのは、意味をなさないノイズを発しても、それを声として聞き取ってくれた人=母がいるという原事実にあり、それがコミュニケーションに対する根本的な信頼をかたちづくる」という記述がある。
本来のコミュニケーションとは、
一義的なメッセージが明確な語義を伴って、きちんと相手に手渡されるということではない。
本当に、大事なのは、他者が発する「ノイズ」を「声」に変換して聞き取るという、強引な力業が必要というわけだ。

企業・組織において、明確な語義を持った言葉を操れる人=論理的で正しいヒトだけが重宝がられる傾向にあるが、そんな人達だけを集めた企業が、本当にコミュニケーション能力が高い組織と言えるだろうか。

理路整然としたセンテンスでコミュニケーションがきちんと図れる人は、皆無に等しい。人間とは、本来、そういうものだ。

伝えたいことがいっぱいあるけど、うまいこと言えない。もどかしい。
だから、ためらって、もじもじしたりもする。
それが、お客様であれば、なおのことである。
伝えたいことの総体としての「ノイズ」を感知し、

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シリーズ: 私的マーケティング論


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