米の直売所からガス会社へ。「3年以上同じことはしない」若き会長の改革手腕

2018.03.27

経営・マネジメント

米の直売所からガス会社へ。「3年以上同じことはしない」若き会長の改革手腕

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マスターズインタビュー』今回のお相手は、千葉県に本社を構えるLPガスを取り扱う「アイ・エス・ガステム」の石井誠一会長。 創業約135年という歴史ある企業の4代目として36歳で社長に、そして48歳で会長に就任した石井誠一さん。若くしてマスターの仲間入りを果たした彼の改革手腕と経営哲学についてどのように考えているのか?文化放送『The News Masters TOKYO』のパーソナリティ・タケ小山が迫った。

アイ・エス・ガステムについて

タケ:

まずはアイ・エス・ガステムとはどんな会社なのでしょうか?

石井:
創業が135年前でして、最初はお米の直売からでした。

アイ・エス・ガステムのルーツは、「石井商店」というお米の直売所だった。そこは職人の多かった町で、当時は俵単位で売られているのが当たり前だったお米を、さらに小分けにした枡で売り始めたところ、これが大ヒット。

加えて、売上の回収に関しても通例では掛け売りで、年に3回ほどの回収を、小さく売った上に現金での販売を行い、当時としては画期的な方法で存在感を示していく。

タケ:
なぜ、そこからガスをチョイスしたんですか?

石井:
米から炭や薪に代わったのは、曾祖父(初代)が安定性を求めたと思うんです。お米は獲れたり獲れなかったりします。さらに劣化もします。炭や薪は劣化をせず、安定しています。

さらに戦後、日本に進駐軍が登場するとともに、石油やガソリン、プロパンガスも入ってくる。収益などの面において「安定」していることから、「これからはプロパンガスの時代になる」と予見。3代目の時に、炭や薪からプロパンガス事業に手を付ける

利用者側のトレンド以外に、プロパンガスには、事業者側にも安定したパフォーマンスをもたらす。

プロパンガスは、家の外に設置されているため、お客さんの在宅の有無に影響されず、自分たちのペースで設置・管理ができる。

ここで3代目は、さらに大きく舵を切った。なんと、余分な商売をやめてガス一本に集中したのだ。

他企業で働いた経験から得たもの

こうした会社の進化・変革を間近で見聞きしてきた石井会長。学校を卒業すると同時にビジネスマンとしての修行も始まる。

タケ:
アイ・エス・ガステムに就職する前は他の会社にいたそうですね?

石井:
プロパンガスの会社に1年ほどいまして、その後ガスなどの元売り会社の財務部で約2年働きました。

そこで目にしたのは、社員が明るく楽しそうに仕事をしている光景。

若き日の会長は「こうやって皆が喜んでわくわく働けるような会社にしなければいけない」と噛み締めたという。修行を終えて帰ってきたその青年は何を目指したのだろうか?

タケ:
外から帰ってきて、自社で変えなくてはと思ったところは?

石井:
当時の会社は1人が全体を引っ張る機関車のような会社でした。“黙って俺についてこい”、“言われたことをやりなさい”、というような会社です。

真面目で従順いいところでもある半面、「先頭が止まると全体が止まる」という脆さも持ち合わせている。当然、これでは組織として弱い。

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