進化し続ける「道の駅」。町おこしから地域の核として期待される場所へ(後編)

2018.02.19

ライフ・ソーシャル

進化し続ける「道の駅」。町おこしから地域の核として期待される場所へ(後編)

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「道の駅」の人気はうなぎのぼり。1993(平成5)年の創設から25年を迎える間に、1033駅が開設され、2017(平成29)年11月17日の時点では1134駅が登録されています(2駅は登録抹消)。 「道の駅」としての登録数は、一番多い年で81駅を数えたことも。ただ、あまりにも乱立したため、よく似た施設が増えてマンネリ化を招き、一時よりも来場者や売り上げが減ったのも事実のようです。利用者のニーズが多様化したこともあり、登録当初の“ドライブ時の休憩所と特産物の販売”といったスタイルが通用しなくなってしまったのです。 そこで、この状況を打破するべく、近年は「道の駅」を運営する側も町おこし的な発想から意識を変え、独自のコンセプトを打ち出すようになってきました。

「道の駅」はこれからどこへ向かうのか?

巨大な面積を誇り、敷地内に数多くのショップを揃える大型マーケット的な「道の駅」。
スポーツが楽しめ、陶芸やそば打ちなどの体験ができ、温泉やホテルがある「道の駅」。
農園で野菜の収穫体験ができ、家族や友人たちとプールで遊べる「道の駅」。
採れたての魚貝類を使った丼を提供し、ボート遊びや海水浴ができる「道の駅」。
おばあちゃんのお弁当やおふくろの味を売り出して人気を獲得し、高齢者の雇用を生む「道の駅」。
地場産の特産物を作り出し、加工し、販売して第六次産業化をはかる「道の駅」。
緊急時には観光客や地域住民の緊急避難機能を持ち、情報発信基地としても利用される「道の駅」。
外国人観光客が安心して楽しめ、ニーズにあったサービスを提供する「道の駅」。
町民が歩くことで「健幸」になれる先進予防型のまちづくりをめざす「道の駅」。
収穫祭や歌自慢、ダンスショーなどのさまざまなイベントを行う「道の駅」。
豊かな自然や景観、文学や歴史、グルメなどを有する「道の駅」をネットワーク化する「道の駅」……etc.
「道の駅」の紹介をちょっと書き連ねただけでもこんなになってしまいました……!
それほど、「道の駅」が提供し、また、求められるサービスが多岐にわたっていると言えるのではないでしょうか。
各「道の駅」では、独自に趣向をこらし集客に力を入れており、国土交通省でも「地域の拠点機能の強化」や「ネットワーク化」を重視することになってきました。「道の駅」自体が目的地となるために育成するべく、「開かれたプラットフォーム」である「道の駅」の特徴を生かして、関係省庁とも連携して施策を展開することとしたのです。

「特定テーマ型モデル」に認定された6つの「道の駅」

国土交通省は「特定テーマ型モデル」という部門で「道の駅」を認定しました。「道の駅」の質的向上に対して模範となる駅です。平成28年度、「住民サービス部門モデル」として選定された6駅とその選定理由を見てみましょう。

■道の駅「両神温泉薬師の湯」(埼玉県小鹿野町)/画像参照
地域福祉の拠点として位置づけし、高齢者が集まる生きがいづくりや交流の場を形成した。集落から高齢者の移動手段としてバスターミナルを整備した

■道の駅「桜の郷荘川」(岐阜県高山市)
住民の憩いの場や交流の場として機能し、地域住民の健康増進のため、温泉施設への無料送迎やスポーツフェスティバルなどの取り組みを実施し、まちづくり協議会への参画・連携を行った。

次のページ最新認定は「地域交通拠点部門モデル」の7駅

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