きたる2018年1月25日(木)〜27日(土)の3日間、リード エグジビション ジャパン(株)の主催により、東京ビッグサイト(東京国際展示場)で「第1回資産運用EXPO」が開催されます。 資産運用関連企業120社が出展、70本の資産運用セミナーも併催される「お金の貯め方/増やし方が見つかる」資産運用の総合展。今回は業界関係者だけでなく、個人投資家も参加可能な日本初のイベント「資産運用EXPO」をテーマに取り上げ、今回はその見どころをご紹介しましょう。
展示会でしか体感できない魅力とは?
資産運用に関するイベントは、これまでも各社で小規模なものが開催されていましたが、今回は関係各社が一堂に会して行う、いわゆる総合見本市といったもの。
この手の展示会はさまざまな業種で行われていて、自動車などメジャーなものから、最近では葬儀やお墓、仏壇など人生の終焉に関連した企業展示会なども話題になりました。もちろん、業界によって規模も内容も異なりますが、こうした展示会への出展には、どの企業もそれなりに費用と人を投入して臨みます。当然、ビジネスに結びつけようと力を入れていて、展示会で初披露という真新しいサービスや商品などが登場することも。よって、資産運用の最新情報を得られる絶好の機会といえるでしょう。
商品、企業をその場で見比べてみよう!
報道機関向けのプレスリリースを見ると、「不動産会社、証券会社、投信会社、貴金属会社、上場企業の広報・経営企画部門(IR)などを扱う120社」の出展が見込まれているようです。各社がどのようなサービスを提供しているかを、その場で見比べられる点もこうした展示会の魅力です。
日ごろ気になっているけれど、よくわからない……といった事柄についても、関連企業の展示ブースに足を運べば、担当者に直接質問することもできます。同じ分野の商品を扱う複数企業が集まるということは、学びの場であると同時に、商品だけでなく各社の担当者の対応(レベル)、企業の姿勢を見比べる意味でも貴重な機会となるでしょう。
さらに、筆者としては今回の「第1回」も大きなポイントと考えています。これまでに前例がなかった分野での展示会となると、出展企業の意気込みはもちろん、展示会の主宰者側の気合の入れ方も違います。人気があれば第2回、第3回と続けていけますが、人を集められなければ先はないからです。つまり「初めてのイベント」にはエネルギーが注ぎ込まれている分、面白く、見る側にとって得るものも大きいはずなのです。
ついに「寿命100年時代」到来か!?
英ロンドン・ビジネススクール教授リンダ・グラットンによる著作『LIFE SHIFT』が、2017年7月に日本で刊行されて以来ベストセラーとなり、昨年大きな話題になりました。
同著は、世界的に平均寿命が伸び続ける中、80歳の平均寿命を前提に「教育」「仕事」「引退」の3段階で考えられてきた人生を抜本的に見直し、きたる100歳時代をどう生き、働き方をどう変えていくべきかといった「ライフ・シフト」のシナリオを提言したもの。日本でベストセラーになった背景には、WHO統計の2016年版「平均寿命ランキング・男女国別順位 」で、日本が堂々1位に君臨している点も見逃せないポイントといえるでしょう。
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