元人事部長が伝える《大人の発達障害者》の戦略的人財の活かし方

画像: TAKA@P.P.R.S

2013.03.18

組織・人材

元人事部長が伝える《大人の発達障害者》の戦略的人財の活かし方

鬼本 昌樹
戦略人財コンサルタント 代表

人事部長! あなたの職場にも、大人の発達障害者がいるかもしれません。病気と個別理解が人材活性化へとつながります。

人事としてどのように対応するか

上記の特徴が顕著にある社員には、専門的な診断をお勧めします。
病状が悪化すると、うつ病になる可能性があるため、その前段階で事前対策をとります。その後、本人と個別面談をして、本人の特性をしっかりとじっくりと話し合いましょう。得意とするものは何か、不得意とするものは何か。どのようなコミュニケーションを取ってほしいと思っているか。
この面談は、上司が行うよりは、人事がニュートラルな立場で安心して面談の設定ができるように配慮したから、人事で行うようにしたいものです。相手が女性社員の場合は、人事部門の女性が担当したほうがいいでしょう。面談スキルを必要としますが・・・。

その後、相手の上司と人事部長または課長、人事の担当者の三者面談を行って対応策を検討します。
特に、上司が業務指示を出す場合は、曖昧な指示ほど混乱をかけるので、“5W2H”で、目的、期日、成果物の明示などを出すなどのコミュニケーションの改善計画も実施しましょう。

大人の発達障害者の適材適所で、最大限の能力を引き出すことできます。
また、大人の発達障害者には、優秀な方が多いのです。

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鬼本 昌樹

戦略人財コンサルタント 代表

人事の役割は、グローバルでは2005年あたりから大きなパラダイムシフトが始まりました。それは、社員の自己実現を達成させる仕組み、制度、支援を人事が行うことです。社員が安心して会社で最大のパフォーマンスを発揮し、それが経営目標の達成、さらには事業発展に貢献できる仕組みを人事が担当する時代になったのです。 人事機能を運用管理するだけの役割は、グローバルの優良企業にはもはや1社もありません。 このような人事の役割の変化と事業の発展は等しく関係しています。日本企業の真のグローバル化、世界で戦う人材のマネジメントを行う人事部門の再構築の支援をさせて戴いております。

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