今年の労働・雇用環境の予測!

2013.01.09

組織・人材

今年の労働・雇用環境の予測!

三崎 雅明

年頭に当たり、今年の労働・雇用環境について予測してみたい。 ○「個」が大切な時代になってきた ○決められないから、決断・実行する年に ○社会がハツラツとして明るさを取り戻ず 失われた20年から脱却の第一歩をスタート!

 イノベーションを生み出すためにはどうしたらいいのか?
日経新聞の1月7日の社説「多様な人材が革新と成長を生む」
当たり前の事だ、そんな事はわかっているけど、分かっている
ことが実行できていない、それを本当に必要だと思っていない
からだ。口だけのことであれば、それは何も進まない、今年は
決断し、実行すべき年だ。

「日本は最近『NATO』といわれている」そうだ。
日本ミャンマー・カルチャーセンター所長のマヘーマーは心配
する。「No Action,Talking Only」
口だけで動かない日本という国。
そんな日本から、政治も実業界も、社会も、そして私たちも
変わらないといけない。

 黒船が日本にやってくる、「八重の桜」で、海外と戦うのに、
海外の事を勉強しなければ、海外の技術を取り入れなければ
勝てない。日本にいくつも砲台をおいて沿岸を固めてもそんな
事では攘夷は無理だ「船に対しては船で勝負」
 グローバルスタンダードで戦うにはグローバルスタンダードで
戦うしかない。
 それに日本独自の味をどう付け加えるかだ、あくまでも
同じレベルの武器をもたなければ戦えない。また海外を勉強
しようという貪欲な気持ちがないと難しい。
既存の環境に甘んじてはだめだ。

 ダイバーシティもそうだ、本当に必要だと思うから外国人の
経営者が日本企業のトップに立つのである、必然なんだ、
そうでなければいけないことを決断し、実行する。

現状に満足して、安閑としているわけにはいかない。
そんなやる気、雰囲気を政権交代は生み出してくれた。
私たち一人ひとりが前向きに新しいことにチャレンジすることだ。

世界を相手に戦っている会社は、おのずとその競争下でいやが
おうにもグローバル化が進んでいる。そうでないと世界では
戦えない。
 自動車メーカーや商社やグローバルな企業はその先人だ、
・いくつかの企業での外国人経営者の登用
・英語を社内公用語にする
・商社での外国人枠採用
・グローバルスタンダードの処遇制度への転換
等どんどんと進んで企業はある。

 外国人の採用を手がけている企業が多い、しかし、評価及び
処遇は小手先の日本の処遇制度で対応しようとしている企業が
多い。
 それでは継続的、大量に優秀な外国人は雇用できない。
従来の日本流では成り立たない、グローバルスタンダードだ。
本当に必要なら言うだけでなく、実行しなくてはならない。

 日本の雇用法制度も民主党政権は規制強化が中心だった、
派遣の規制、社員化の法整備など法的に企業を拘束しようと
してもそれは難しい、むしろできるだけ自由な経済原理を
導入すべきだ、企業は社員として採用する必要があれば
社員化するし、社員化が必要なければ非正規雇用をする。
法的に強制しても企業はその気になってくれない。企業が
そうせざるをえないようにすることが大事だ。
企業は非正規社員ばかり雇用して、継続的な競争力を確保できる
とはとても思えない、
企業としてのトータルの競争力を高めるためには会社にとって
必要な人材は社員としてしっかり雇用確保しておく必要がある。

次のページ個の確立と自立の時代へ

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