ドクターの代理人・・・民間医局とは?

2007.11.15

経営・マネジメント

ドクターの代理人・・・民間医局とは?

松尾 順
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー

「医師のキャリアづくり」を支援するビジネス。 この分野で成功を収めているのが、 (株)メディカルプリンシプル社(以下、MP社) です。

MP社は、端的に言えば、
医師の転職先やアルバイト先を紹介する事業、
すなわち、

「人材紹介業」

を行っています。

医師の紹介先は、もちろん医療機関・施設です。

ただし、この医療機関・施設には、
いわゆる一般の病院だけでなく、介護施設や製薬会社の研究職、
産業医として勤める企業なども含みます。

MP社は、他の人材紹介会社と異なり、

「医師」

だけに専門特化しているのが競争優位性の源泉です。

医師の人材紹介に固有の深い知識・ノウハウを
社内に蓄積、共有してきています。

そして、同社が展開する医師向けのサービスを
包括する名称として

「民間医局」

というブランド名称が与えられています。

さて、MP社と医師との主な接点は、次の3つです。

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1.「民間医局」専任エージェント

人対人のハイタッチな接点。

民間医局の登録会員1人ひとりに専任の担当者が任命され、
まるでメジャーリーガーの代理人(エージェント)のように、
医師の立場に立ち、医師のキャリアづくりのお手伝い
や転職先探し、待遇などの条件交渉を代行しています。

2.「民間医局」Webサイト

Webサイトを通じたヴァーチャルな接点。

民間医局サイトでは、転職やアルバイト先を希望する
医師などが、求人検索や各種サービスを利用できます。

なお、民間医局の登録会員には、
医師、および医学生、研修医だけがなれます。

3.ドクターズマガジン 

ブランディングのための接点です。

医療機関や民間医局の登録会員に無料で配布される
MP社独自発行の専門誌がドクターズマガジン。

同誌では、医師の方にとって有益な各種情報に加えて、
オピニオンリーダー的存在の医師の方々の「人となり」に
フォーカスした記事が掲載されており、MP社に対する
信頼感と高品質なイメージの醸成に寄与しているそうです。

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ところで、そもそも医師のキャリアはどのようなものなのか、
一般の方はあまりご存じないと思います。

実は、医師のキャリアは、
各医師が在籍している大学病院の

「医局」

によってコントロールされていました。
(現在でも、この仕組みは基本的に変わっていません)

*「医局」について、
 Wikipediaでは次のように説明されています。

「大学医学部・歯学部の附属病院での診療科ごとの、
 教授を頂点とした人事組織」

これは、大企業に入社した社員のキャリアが、
人事部によってコントロールされているのと
ほぼ同じ仕組みだと言えるでしょう。

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松尾 順

有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー

これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。

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