どう着こなす?スーパークールビズ!

2011.06.05

組織・人材

どう着こなす?スーパークールビズ!

唐澤 理恵
株式会社パーソナルデザイン 代表取締役

2005年に始まったクールビズ。ゴルフウエアに身を包んだおじさまたちを観ながら、どうなることやらと思ったけれど、なんとか定着した昨今。節電対策下のこの夏、環境省が打ち出したスーパークールビズ! アロハや短パンまでOKともいわれるが、どこまで許されるものなのか。

環境省の職員たちが、かりゆしウエアやアロハで出勤した6月1日のスーパークールビズ。担当者が真っ赤なアロハとブカブカデニムで通勤する姿を観て度肝を抜かれたのは私だけではないはず。「えっ、そこまでやるの!?」 とはいっても、6月1日は東京都心最高気温で18.5度。寒そうな職員たちの姿をみて、「仕事だからね・・・かわいそう」、と思ったのも私だけではないはずです。

環境省はプロモーションのために三越日本橋店で著名人をモデルにスーパークールビズファッションショーなども開催し、なんとか節電意識を高めようとしている様子。努力の気持ちは痛いほどわかります。

そこで一言。クールビズというぐらいですから、決してカジュアルではないのです。あくまでも涼しい(クール)ビジネススタイルなのです。企業によって取り組み方はさまざまだと推測しますが、はてさて実際のところビジネスマンはどこまでやるのか、企業はどこまで取り入れるのか。興味のあるところです。

私のスタジオに来られている、製造業一部上場企業の社長さまに聞いてみると、

「いや~、クールビズそのものはあまりいいと思わないんだよね~」

さらに、つっこんで聞いてみると、

「まあ、仕方ない部分もあるけどね。でも、営業はある程度のビジネスライクなスタイルは維持しないとね・・・・・・。実績に直結するしね。」

とおっしゃる。

さらに、突っ込んで聞いてみると、

「昔はね、扇風機しか会社になかったよ。それでも、ネクタイしめて、汗だくでスーツきてがんばってたんだよ。」

なるほど。そんな時代もありました。

こういう方たちが取引先にいらっしゃる以上、政府が打ち出したスーパークールビズやウルトラクールビズをそのまま実行、とはいかないものでしょう。

そんな現場の状況を横目に、百貨店やアパレル業界はこれを商機ととらえ、あの手この手と新製品、新素材、新・着こなし方を打ち出しています。伊勢丹、バーニーズなどもポロシャツ、チノパンなどを中心に売り込み策に余念がありません。

メンズクラブ、レオンなどの雑誌もクールビズの着こなしの特集を組んで、これを機会に男たちのファッションセンスを向上させようと必死です。

さあ、そんな今年のクールビズを語る前に、日本の男性の多くは、カジュアルな服装になった途端、これほどまでにステキじゃなくなるのかはここ十数年来語られてきたことです。
婚活でスタジオの門をたたく30代の男性の悩みも普段着の着こなし方。それほどまでに、「背広スタイル」だけが定着してしまった日本の男性たちの浮かばれない服装事情なのでしょう。

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唐澤 理恵

株式会社パーソナルデザイン 代表取締役

「自分らしさをデザインする。」をコンセプトに、独自のパーソナルアイデンティティ分析を基に業界・業種・役職に合った「自分らしさ」をスタイリスト、ヘアデザイナー、ボイストレーナー、演出家ほか各種スペシャリストとともに演出をサポートしています。ビジネスパーソンのためのパーソナルプロデューサー、が肩書きです。

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