新入社員に求められる7つの「オヤジ耐性」

2011.02.15

組織・人材

新入社員に求められる7つの「オヤジ耐性」

川口 雅裕
NPO法人・老いの工学研究所 理事長 /一般社団法人「人と組織の活性化研究会」理事

新入社員の定着のためには、接し方やマネジメント手法の前に、世代間の徹底した相互理解が大切である。

新入社員研修における新しいニーズとして、外国人留学生に対して日本の習慣や文化、日本人の振る舞いや感じ方を理解させるというものがあります。これまでは日本人の新入社員に対して、名刺の渡し方や電話対応、身だしなみや接遇、席次や訪問時・来客時の応対といった「形」を教えることで事足りていたわけですが、それ以前に日本人や日本について理解しておかないと、「形」だけを教えても、職場でも社外でも問題が起こってしまうことがあるようです。異文化間の相互理解というグローバル化の時代の大切な課題が、新人研修でも問われるようになったということです。

少し考えますと、異文化間の相互理解の必要性は外国人と日本人との間だけに存在するものではありません。特に、オヤジ世代と若手の間には相当のギャップがあり、その相互理解は非常に重要になってきているのではないでしょうか。そんなプログラムは世の中にないと思いますが、若手が入った会社に定着し、成長していくための最初の関門は「オヤジ理解」であろうと感じます。理解するだけでなく、「オヤジ耐性」を身につけなければなりません。

「オヤジ耐性」は、7つの要素(力)から成ります。

一つ目。止まらなくなっている話をジッと聞く力。どんなに冗長な内容でも、表情や姿勢に感情を表さず、うなづきやあいづちを交え、かつそれにストレスを感じないように聞く力です。

二つ目は、こちらのことを理解してくれなくても、気にしないようにする力。質問してくれなくても、こちらの話の腰を折られても、勝手な解釈をされても、そういうものだと不満を持たないようにする技です。

三つ目。新しいことや変化を子供にも分るように表現する力。前例や慣習の継続を望む姿勢を否定するのではなく、それも一つと認めた上で、極力分りやすい単語を使って、かつ偉そうに聞こえないように新しいことを教えてあげる力です。

四つ目は、役職者は大変だと心から思う力。自分の仕事を「細かいこと」「事務作業」などと蔑まれても笑顔を絶やさず、書類のチェックやサイン、部下への気遣い、上位者への気配り・目配りは大変なのだと尊敬の眼差しを向けることです。

五つ目。苦手なことや短所、改善点などを指摘されたら快感を覚える力。長所や得意を見て欲しいなどと思うことなく、傷口をグリグリされたり、欠点を大げさに言われたりしても、なるほどと反省しながら感謝を込めて前向きな言葉を吐く力です。

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川口 雅裕

NPO法人・老いの工学研究所 理事長 /一般社団法人「人と組織の活性化研究会」理事

組織人事関連(組織開発・人材育成・人事マネジメント・働き方改革・健康経営など)や、高齢者・高齢社会をテーマとした講演を行っています。

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