嘆かわしい『夏休みのラジオ体操』事情は、どう解決すべきか?

2010.08.19

営業・マーケティング

嘆かわしい『夏休みのラジオ体操』事情は、どう解決すべきか?

中村 修治
有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役

朝早くに母親から「ラジオ体操」だと叩き起こされて、残った宿題をやりなさいとガミガミ言われるのが夏休みの後半の風物詩かと思いきや・・・。 どうやら昨今の「ラジオ体操」事情は、かなり違うらしい。

2010年版「世界保健統計」で発表された日本人の平均寿命は83歳。それと同じ齢を重ねてきたのが夏休みの風物詩「ラジオ体操」の放送である。

「ラジオ体操」がはじめて東京中央放送局=現在のNHK放送されたのは、1928年のことである。考案したのは、当時の逓信省簡易保険局=現在の株式会社かんぽ生命。1920年代初頭、アメリカのメトロポリタン生命保険会社が「健康体操」なるものを開発し、ニューヨーク、ワシントンなどでラジオ中継していたのを参考にしたものだという。「ラジオ体操会」を夏休みにする習慣の切っ掛けになったのは、1930 年、東京・神田の万世橋署児童係巡査が「長期休暇中の子どもたちに規則正しい生活を身につけさせたい」 と始めたところから。夏休みのラジオ体操発祥の地は、東京・神田なのだ。

戦時中は「国民心身鍛錬運動」の様相を呈し、戦後アメリカ軍から「民主的でない」と禁止令が出て、放送は一旦中止されたが・・・ 1951年、内容を一新した「新ラジオ体操」が再スタートを切ることになる。これが私達の知っている現在の「ラジオ体操」である。1953年7月には「夏期巡回ラジオ体操会」が開始され、夏休み期間に全国四十数か所で実施。こうやって「夏休みのラジオ体操」は、日本人の子供の夏休みの定番となっていった。
資料元=『まだある。こども歳時記 夏休み編』(初見健一著・大空出版)より

今年の夏で、82才となるラジオ体操。放送が始まった頃に生まれた人達の、孫やひ孫の世代が主役となった夏休みのラジオ体操には、確実に陰りが見え始めている。今時の子供達にとっては、ラジオ体操は、夏の定番行事ではないようなのである。

現在、どれくらいの子供達が夏休みのラジオ体操に参加しているのか・・・西日本リビング社のアンケート調査がネットの中で公表されていたので紹介させていただく。
西日本リビング新聞社「おんなごころ研究所日々」より
http://blog.livingfk.com/onnagokoro/

福岡都市圏・北九州市の小学生のお母さんを対象に『子どもをラジオ体操に行かせていますか?』とアンケートをとった結果・・・「Yes」と答えたのは、

福岡都市圏で58.2%
北九州市ではわずか19.2%

 
平均したら40%弱・・・福岡市に住まう小学生を持つオヤジの体感的には、もっと低い気がする。

行かせてない理由は・・・

近くでやっていないから。
子ども会(育成会)に入っていないから。

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中村 修治

有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役

昭和30年代後半、近江商人発祥の地で産まれる。立命館大学経済学部を卒業後、大手プロダクションへ入社。1994年に、企画会社ペーパーカンパニーを設立する。 その後、年間150本近い企画書を夜な夜な書く生活を続けるうちに覚醒。たくさんの広告代理店やたくさんの企業の皆様と酔狂な関係を築き、皆様のお陰を持ちまして、現在に至る。そんな「全身企画屋」である。

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