今日は、キーワード広告の情報を。グーグルがアドワーズ広告でテスト中の、電話リクエストフォーム機能に関する情報です。
・“鉄は熱いうちに打て”はウェブの世界も同じ
→ http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2010/01/22/7211#asap
また、電話連絡という都合上、商材の利益率によっては、あまり遠隔の人には広告を表示しないように地域ターゲティングを設定しておいたほうがいい場合もあるかもしれません。
この機能のおもしろい点は、Web担で紹介しているような「Webサイトのユーザビリティを改善する」「顧客のニーズに対応したコンテンツを掲載する」といったWebサイトで成果を出すためのアクションをすっ飛ばして、検索エンジン→電話対応というルートを作ってしまうこと。中小企業や個人経営店舗など、Webサイト作成に費用や時間をかけられない人でも、インターネットユーザーを売上につなげられるルートができるということですね。
場合によっては、この機能はレストラン情報サイトや価格比較サイトを中抜きにしてしまうかもしれません。さらには、賢い消費者はそういったサイトで調べたうえで、あえて検索エンジンから電話連絡リクエストをするかもしれません。そうなると、広告主は価格比較サイトに掲載しておかないと選択肢に入らないし、電話連絡フォームを提供しておかないと最後の刈り取りもできないという状況になるかもしれないという懸念はあります。
とはいうものの、広告主にとっては使いやすく効果が見える広告商品なので、日本での導入にも期待がふくらみます。楽しみですね。
※この記事は、Web担当者Forum(Web担)に掲載した編集部コラムを転載しています。
元記事:アドワーズ広告に電話リクエストのフォームを表示する新機能
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2015.07.10
2015.07.24
安田 英久
株式会社インプレスビジネスメディア Web担当者Forum編集長
企業のウェブサイト活用やウェブマーケティングに関するメディア「Web担当者Forum」(http://web-tan.forum.impressrd.jp/)を運営しています。