誰かがやってくれるだろう

2010.01.19

組織・人材

誰かがやってくれるだろう

小倉 広

『神は細部に宿る』 ほんの些細なこと、 例えばごみが落ちている。 例えば時計が数分狂っている。 それを見落としている企業は 仕事の上でも些細なことを見落とします。 「あっ、時計が狂っている。直しておくか」 「誰かがやってくれるだろう。自分はそれどころではないんだ」 あなたはどちらの人を信用しますか?

藤野氏の視線は応接室だけではなく各所に及ぶ。
例えばコピー機。ミスコピーやファックス済みの書類が
きちんと廃棄され積み残されていないか。
これも先と同じ理屈。

「きっと誰かがやってくれるだろう」

そう思った瞬間に、思った当人がその場でやるべき。
誰かがやってくれるのを待って、
放置する人を僕はリーダーと認めない。

『神は細部に宿る』

些細なオフィスの姿や、
何気ないコミュニケーションの中に、
その企業の本質が凝縮されている。

『小さなことは大きなこと』

見過ごせば組織がガタガタになる。
それを経営者は本能で知っているから、
細かいところが目について仕方がないのだ。

「トップが細かいことに口出しちゃダメだよ」

などという幹部は経営をわかってはいない。
『会議室の時計』に、『メールマガジンの返信ひとつ』
に経営のすべてがあるのだから。

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