お腹が一杯の時(ベツバラは置いておいて)にどんなに好物なものを勧められても手は伸びませんよね。 人材育成も同じこと。 昇格を望まない人に、昇格を勧めても響きません。 新しい技術を身に付けることに消極的な人にノウハウを教えても身に付きません。 将来どうなりたい? 今変わることでどんな未来が待っているの? そういったワクワクするビジョンを描くことで、人は変わっていくのです。
顧客開拓ではなくドラッカーの言うところの
顧客創造を行っていた、ということになるのだろう。
ところが、この逆をやってしまう営業マンが世の中には多い。
「人を採用する余裕は無いよ。
むしろ辞めてほしいくらいだよ」
とお客様が言っているにも関わらず、
延々と求人広告の商品説明をしてしまうのだ。
人材育成も同じこと。
「私は課長になりたくありません」
という人へ向けて延々とリーダーシップ論を説いても効果はない。
「これ以上技術を身につけたいと思いません」
という人へ、技術を教えても身につかないのだ。
僕たち管理者がすべきは、料理の説明ではなく、
部下のお腹を空かせること。
将来どんな人になりたいのか?
そうなった時に、部下にとってどんな人生が待っているのか?
人生のビジョンを描き映像化し、
お腹を空かせることから先にすべきなのだと思う。
空腹は最高のスパイスなり。
部下と一緒に未来を語り合い、
存分にお腹を空かせてみようじゃないか。
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