ザ・プロデューサー

2007.09.11

組織・人材

ザ・プロデューサー

INSIGHT NOW! 編集部
インサイトナウ株式会社

CRMの中核機能を成すコールセンターの運営・品質管理は、企業経営においてもっとも重要な課題の1つである。今回は、そのコールセンターに特化したコンサルティングサービスを提供している株式会社エクセプション代表の廣田由章氏に話を伺った。

その「考え方」を身に付けさえすれば、日常業務でいろいろと応用できる。
例えば、管理者が、モニタリング用のヘッドフォンを付けているだけで、生産性が5%上がる。 
廣田氏は、管理者に聴いてなくてもいいから、ヘッドフォンを付けるように指導するという。聴いてなければ意味がないという人がいるが、実際に効果がある。つまり、オペレーターに聞いてるよということを伝えるのが大事。見せ方でも意識が変わります。

また、オペレーターの良い点はどんどん表彰して評価してあげるとよい。いいところをどんどん伸ばして、「この人たちは私たちを見てくれている、評価してくれることを感じてもらう。」 人は評価されると嬉しいと思い、どんどんモチベーションを上げていく。これによる経済的効果は高く、特別な何かを作ったり残業したりするわけでなく、しかもすぐにでき即効性がある。 

要は、オペレーターの意識を変えてあげるだけで改善できることは沢山あり、それには、管理者が「考え方」
さえ理解できれば、日常業務の中ですぐに試せる策をいくらでも考え出すことができるのである。

~ 将来は、学校教育にこのスキームを活かしていきたい ~

「教師にコーチングを教えていきたい」 
廣田氏は将来的に、自分のスキームを学校教育にも適用したいと考えている。
「教師はコーチングのプロでなければいけない。しかし、今の学校のプログラムには疑問を感じる。」
と厳しい口調で言う。「子供からの情報を教師にフィードバックして、コーチングできる仕組みが創れたらいい。
それにより良い環境が可能かもしれない」廣田氏は、少しでも良くなることがあるならば、何でも試していきたいと強く語っていた。

このように語ってくれた廣田氏に、「コールセンター」という枠を超えた、奥深い想いを感じた。 
廣田氏の説く、テクニックや方法論を超えた普遍的な思想を受け継ぐプロデューサーたちが、
今後コールセンターあるいは教育の現場を、これまでとは違う型破りのアプローチで創り変えていく日が
来るのではないだろうか。

⇒ 廣田氏のコールセンター研修が、今月開催されます!
   詳しくは、こちらをご覧下さい

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