飲食店M&Aの実例

2009.11.11

経営・マネジメント

飲食店M&Aの実例

清水 美帆
株式会社ビジネス・ブローカレージ・ジャパン 代表取締役

セミナーなどで、飲食店の成約事例について聞きたいという声が多いので、機密保持に問題ない範囲で書きます。

トップ面談からは、約1カ月の比較的早いご成約でした。同業種の買収は値引き交渉される事が多いのですが、今回は売り手社長がすでに大幅なディスカウントをしていた事、また在庫も込み、更に引継ぎ2ヶ月間の顧問料がこれまでの役員報酬に比べて非常にリーズナブルな金額という非常にお値打ち価格+良い条件でのご提案でしたので、いくつか小さな問題が出てきたものの、最終的には提示金額でディスカウントなしで買って頂きました。買い手社長からは、「あちらからも良い条件を頂いているので、ディスカウントはしないので、互いに良い気持ちで2ヶ月間の引継ぎをしたい」という事でした。

売り手社長が買収金額を下げたのも、スムーズに契約が進んだきっかけだと思います。これは、交渉に強い方に多いのですが、条件譲歩をしたり、引継ぎに対して協力的な姿勢を示したりする事で、交渉相手との距離が縮み良い関係が築かれ、結果的に売り手・買い手双方にとって、良い条件でのM&A成約となるのです。ここで頑固にそれぞれの要求を貫き通していたら、おそらく途中でブレーク(破談)していたかもしれません。

一般的に「M&A」というと、やれハゲタカだ、敵対的買収だ、経営不振だと思われがちですが、弊社が扱っているM&Aのほとんどが友好的なM&Aなので、みなさんが想像されるM&Aとは若干異なるかもしれませんが、ご参考にして頂けると幸いです。

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株式会社ビジネス・ブローカレージ・ジャパン 代表取締役

JMAA認定M&Aアドバイザー(CMA)

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