『ヘアメイクの力で秋田のウェディングを変えた仕掛け人（後）』

3. お客様とイメージを「共有」する。
仕事に慣れてくると、「こういう人はこうだ」と決めつけてしまいがち。まずは、相手の持つ雰囲気に対する固定概念を捨てて、ゼロにする。そして、相手の抽象的な言葉をこちらが具体的なイメージに落とし込む。例えば「フランスっぽく」と言われれば、「田舎のフランス、地中海が見えるような」という具体的なイメージまで絞り込んで好きなものを探ります。そうすることによって、お客さんと共有するイメージの相違をなくし、お客さんが満足する仕上がりをつかみやすくなります。

インタビューを終えて…

今回、話は美容技術のことが中心と思ったら大間違い。サービスの基本は「何が提供できるか」よりも「どのように提供するか」なのだと、学びました。もうひとつ面白かったのが、佐々木さんのセルフコントロール術。なんと「もう一人の理想の自分」をつくりあげて、その自分に近づくように日々努力することだそうです。あこがれの芸能人をコピーするのではなく、友人や触れ合った人の良い所だけを切り取ってもう1人の自分にインプット。ファッション、ヘアスタイル、振る舞いなど、よりリアルに想像するのがポイント。これは、社員教育にも取り入れているとか。私も早速、白い紙に理想のジブンを書き出してみようかな。つやつやさらさらの髪に、なめらかなボディライン、そして英語が話せて…？？ついつい、欲張ってしまわぬよう気をつけねば…あくまでもリアルな目標のジブン像をつくり、ちゃんと目指す事をオススメします。

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【日経ウーマンオンライン×INSIGHT NOW!コラボレーション企画について】
本記事は、日経ウーマンオンラインと、INSIGHT NOW!による、コラボレーション記事です。INSIGHT NOW!のビジョナリーである武田　舞氏が、オンナゴコロの仕掛け人として、インタビュアーを務めています。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　◇インタビュー：武田舞　◇構成：金森努、清水優太