自民党崩壊に見る「ゆでガエル現象」の恐怖

2009.10.03

経営・マネジメント

自民党崩壊に見る「ゆでガエル現象」の恐怖

三宅 信一郎
株式会社BFCコンサルティング 代表取締役

「ゆでガエル現象」というものを皆さんはご存知ですか? 何も変わらないと思いこんで現状に甘んじていると、知らない間につかっていたぬるま湯が熱湯になっており、ゆであがって一丁上がりとなってしまう現象のことを言います。

◆ただ、自民党も、ゆで上がる前に何度か鍋から脱出するチャンスは
ありました。 それは、水が段々と熱くなるとは言え、水の温度上昇
がある時を境に一段高いレベルにグイっと跳ね上がる時がチャンスで
した。

◆例えば、政権支持率や首相の人気度が急降下した時や、先の都議会
選挙での大敗北などがそうでした。 このままだと、煮え湯になり、
いずれ間違いなくゆで上がってしまうと自覚した若手議員が何人かが
鍋から這い出そうとして、実際鍋から出た若手議員も現れました。

◆ただ、大多数の議員と自民党そのものは、その時に気づいたにも
関わらず、鍋から這い出すことが出来なかった。 つまり、自己変革
を行い、新しいことにチャレンジすることが出来なかったのでした。

◆怖いのは、ゆで上がってしまい、もうこれではダメだと自覚するよ
うになる頃には、熱湯から這い出そうにも、這い出す体力が落ちてお
り、いわゆる座して死を待つという状態になってしまうということで
す。

◆「生き残るのは、種の中でもっとも強い者ではない。
種の中でもっとも知力のすぐれたものでもない。
生き残るのは、もっとも「変化」に適応する者である。」
 
◆これはダーウィンの言葉です。 世の中すべてのものは変化し続け
ています。 変化するということだけは、変化しない不変の事実であ
ります。 

◆自分だけ、あるいは自社だけ変化しないで居続けるわけには行かな
いのであります。 ただ、人間は、どうも基本的に変わりたくない
と思っている動物です。  だけど、変わりたくなければ、変わらな
ければいけないのです。

◆読者の皆さんの会社は大丈夫でしょうか? はたまた読者の皆さん
そのものは大丈夫でしょうか? 所属組織あるいはご自身が、どっぷ
りと心地よいぬるま湯に浸かっていませんか?

◆次回は、どうしたらゆでガエル現象を素早く察知し、鍋から這い出
すことが出来るのかなどのお話をしたいと思います。

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三宅 信一郎

株式会社BFCコンサルティング 代表取締役

事業力強化・新規事業開発・創業支援コンサルタント 自動認識基本技術者 (JAISA:(社)日本自動認識システム協会)認定

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