M&Aの現場では、ポートフォリオ経営を望む経営者が増えている　

こういった事態を想定し、成功しているベストプラクティスな企業が、ポートフォリオ投資を経営戦略に掲げて、成功しているのアパレル企業ＰＯＩＮＴです。ブランドターゲットとなる世代は同じですが、異なるブランドポジショニングと、異なる価格帯のブランドを、ポートフォリオ的に保有しています。

今回成約のあった案件の買い手社長はこの様なポートフォリオ経営を戦略に掲げて、事業を成長させていきたいと考え、実践されていらっしゃる方でした。

M＆Aを考える経営者の方は、非常にアンテナの高い方が多いと感じますが、最近ではポートフォリオ経営を実践されている、オーナー様からの買収ニーズの問い合わせが増えています。

経済環境が大きく変化する中、経営者の危機感が高まっている事、また景気が低迷する中、買収を希望されている企業の多くは、逆に今こそがチャンスと捉えているいる為、リスクは計算した上で、攻めていこうというスマートな姿勢が伺えます。

今後、中小企業同士の小規模のM＆Aが一般的になる中で、ポートフォリオ経営に対する買収ニーズは益々増えていくだろうと感じています。