新入社員『ハチロク世代』に秘められたゼロ成長時代の未来とは?

2009.05.10

組織・人材

新入社員『ハチロク世代』に秘められたゼロ成長時代の未来とは?

中村 修治
有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役

今年の新入社員である『ハチロク世代』は、ビジネス的に、何かやらかしてくれそうな予感がある。 かつて「新人類」と呼ばれていた40半ばのおっさんは、実は、その世代の動きが、とても驚異だし、気になっているのだ・・・。

「狂った」感覚をメンバーみんなで共有し、
尋常でないスピード感を楽しみながら、コトを起こしてしまう。
ひとつの「志」に、世界に散らばる個の「有志」が集合する。
そして、そのプロジェクトが終われば、個々に次へと動く。

「志」で繋がれたゆるやかな連帯

こそ、
優秀な『ハチロク世代』の理想とする組織形態なのであろう。

「Web 2.0」以降の「集合知」に対する考えたかは、さらに、進化している。こうやって独立系コンサルがネット上のビジネスメディアに寄稿し、御託を並べるという在り方は、『ハチロク世代』にとっては、何も魅力もないではないか・・・。

ビジネスメディアの場には、
合理性はあるが、「狂気」がない。
過去の時間はあるが、飛び込むべき「時間」がない。
経済は成長するモノだと信じ、老いは嫌だと抵抗し続けている。そう考えてしまう我々おっさんの描く未来は、いまの延長線にある。ビジネスメディアで書かれている多くの記事は、ゼロ成長を経験したことのない我々おっさんが書いている。

ゼロ成長時代の、経験したことのない未来は、
そもそも、経験してきたコミュニケーションの前提が違う『ハチロク世代』の若者達が描いた方が正しいのかもしれないな・・・。

『シリコンバレーから将棋を観る』全訳プロジェクトの発起人は、こんな言葉で、このプロジェクトを総括している。
「日本はもう立ち直れないと思う」なんて言われて悔しいじゃないですか。僕はまだ立ち直れないなんて信じたくない。Wisdom of Crowdsの風が吹き荒れて日本を救う、そんな日が来ることを信じたい。

こういう優秀な『ハチロク世代』が入って来られる魅力ある企業=器を作るためには、我々、おっさん達に、既成の価値観をぶっ壊す「狂気」が必要であると、改めて思う。
いつまでも、健全に、狂ったおじさんでありたいと願う。

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中村 修治

有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役

昭和30年代後半、近江商人発祥の地で産まれる。立命館大学経済学部を卒業後、大手プロダクションへ入社。1994年に、企画会社ペーパーカンパニーを設立する。 その後、年間150本近い企画書を夜な夜な書く生活を続けるうちに覚醒。たくさんの広告代理店やたくさんの企業の皆様と酔狂な関係を築き、皆様のお陰を持ちまして、現在に至る。そんな「全身企画屋」である。

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