【問】ハングリーさがない部下をどう指導すればいいか? 私は、人材派遣会社で営業マネージャーをしています。 ここ数年、入社してくる社員の多くは、ハングリーさがほとんどありません。
なぜか?
それは、あなたの方が部下より『上』だと思っているからです。自分の方が、役職が上だ、経験が上だ、知識が上だ、年齢が上だ、営業マンとして上だ、仕事への情熱も上だ・・・こんな気持ちが、あなたの成長の機会を止めるどころか、不安を呼び起こしているのです。
さらに、考えて欲しいことがあります。部下も価値観の違うあなたを内心で恐れていないでしょうか?
恐れは、否定を否定するエネルギーに変わります。このままでは、部下は表に出さないですが、あなたを否定し続けます。
この恐れと否定のバッドサイクルから抜け出すために、 “ハングリー”に立ち返ってみましょう。
私はハングリーというのは、人間を動かす素晴らしい原動力だと思います。
ハングリーは、欠乏からやってきます。
お腹がすいたから、何かを食べたい。
貧乏だったから、お金持ちになりたい。
認められなかったら、認められたい。
病気になったから、健康になりたい。
死ぬと分かっているから、生きたい。
生まれてから欠乏感のなかった人は、いないと思います。
きっと、部下は欠乏のツボが、あなたと違うのです。今まで、一度もお腹がすいた事を感じたことがない人に、食事を持っていっても喜びません。
部下が欠乏してるのは何か?部下自身も気付いていないかもしれません。それに気付かせてあげるのが、もしかするとあなたのリーダーとしての成長なのかもしれません。
私の回答はここまでですが、次のような話があります。参考までに読んでみてください。
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30歳を越えても家に引きこもって、親の脛をかじっていた男性がいました。
彼は、親の知人がいるボランティア団体の強い勧めもあって、
アフリカのある国に行くことになりました。
その国で彼は見ました。
学校に行きたくても行くお金がない。勉強したくても本を買うお金がない。
働きたくても働く場所がない。なので、毎日ゴミをあさって、1日数十円を
稼いでいる。そんな子供達を。
子供達は、この悪循環から抜け出すには、お金をためて、教科書を買い
学校で勉強することだと信じていました。
そんな子供達を見た彼は、日本で10万円はした上着を市場に行って売り、
そのお金で教科書を買って、学校に寄付したのです。
すると、学校から子供から大歓迎され、彼は最大のもてなしをされたのです。
彼は初めて気付きました。自分が恵まれている環境にいたこと。
そして自分にもできることがあることを。
今、彼は日本で教科書を勉強のできない国の子供達に寄付する団体を
自ら立ち上げ、積極的に活動をしているそうです。
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